亡くなった人に対して
亡くなった後に『こんなに素晴らしい人が』
と評価と悲しみを並べられているのを
見たり、聞いたりしているのは
私はあまり好きではなくて
素敵な人で、素晴らしい人であることは
その人自身の悲しみとは
また別のところにあるものだろうし
むしろその第三者からの評価と
自分が抱える感情のギャップが
本人にとって悲しいものだったかもしれないよな
と、想像してしまったりもします
人の死の理由を
他人が後付することもすごく簡単で
この出来事が、あの時のこれがって
でもそれも
その人の何か大切なものを
殺してしまう行為になるかもしれないな
と思ったりもするんです
これもまた
後付けになってしまうかもしれないけれど
なんにせよ
人となりの美しさを
死と絡めるのではなくて
その人が生きている時に
「貴方は美しい」と言えるようになりたいし
私自身がそれに気がつけるようになりたいな
と強く思います
どんなに「貴方が大切だ」と伝えても
「愛しているよ」と伝えても
みんな最後は一人です
伝えても伝わらないこともあるし
届いても受け取れないこともある
それでも届けることが
何かになる、時もあります
少なくとも私はそうです
世界に諦めなくていいように
みんなにとって少しずつ優しくあったらいいな
簡単ではないけどさ