緊急避妊薬の市販化について
数日前から話題になっているのを見かけて
私も自分なりに色々考えていました
妊娠出産に関して
圧倒的にハイリスクなのは女性側です
というか身体的リスクは
生物学上10:0で女性ですよね
『妊娠しているかもしれない』という不安で
押しつぶされそうになりながら
月経開始日を待った経験のある女性は
意外と少なくないのではと思います
きちんとリスクマネジメントを取っていても
予定日を過ぎても月経がこなくて
不安に思う事だってあるでしょうし
その時の不安感を
同じ熱量で異性と共有することは
簡単なことではないと思います
専門家の方からは
緊急避妊薬の市販化により
性行為の軽視や性犯罪に繋がりかねない
という意見も出ているようで
それもまた可能性はゼロではないので
対策を考えていかなければいけないことだな
とも思います
そして、それらを防ぐ為に必要なのが
性教育と呼ばれるものだと思っています
調べていく中で見かけた意見の中に
「性教育が足りていない」の対策は
「性教育をする」であって
「だから無知の罰として医療を与えない」ではない
というものがあって
私はこれが一番共感出来るものでした
性行為は人間の種存続の為の手段なので
それ自体をなくすことは不可能だと思います
そしてどんなにリスクマネジメントをしていても
エラーが起きてしまう時はあります
望まない妊娠は
それぞれの人生を
何より授かる子どもの人生を
脅かしかねないことは事実です
そもそも緊急避妊薬が必要になる時
それが本人が望んだ性行為であるとも限りません
バックグラウンドに性暴力がある時
現在の医療システムだと
緊急避妊薬の処方に併せて
性暴力の状況説明も必要になるそうです
それがどれだけ屈辱的なことか
想像するだけで涙が出そうになります
それらも含めて
女性が自分の体を守るための手段が
もう少し低いハードルで
手に届くものであってくれたら
と、私は思いますし
現に女性側からは
市販化に賛同する意見が
多く挙がっている印象です
妊娠に関して
近々で現実と向き合っているのは
どうしても女性になりがちです
日本ではまだまだ
こういう話はタブー視されがちで
表立った議論はなかなかされませんが
未来を生きる人達が
今より少しでも尊重し合って過ごせるように
今私たち大人がしなければいけないことは
本当はたくさんあるのだと思います
これを機に他の方も
身近な問題として
考えて頂けたらなと思います