昔は怒りの感情をアウトプットすることが
絶対的に悪い事だと思っていたので
不機嫌なオーラを出しちゃいけない
いつでもニコニコしていなくちゃ
こんなことで腹を立てる必要はない
というより腹なんて立ててないよね私
…というように
とにかくニコニコして
24時間365日和やかな空気で過ごすことが
正しいことだと思い込んできました
これの何が怖いかと言うと
「いちいち腹を立てちゃいけない」と思うことが
だんだん「私は腹を立てない」にすり替わって
自分の感情を自分で理解できなくなることなんです
私はこれを
アイデンティティが確立するより前から
繰り返してきてしまったので
自分の感情を自分で正しく捕まえることに
すごく苦労してきましたし
今でもあまり得意でないです
自分の笑顔が作り物のような気になることは
今も時々あります
自分の気持ちを誤魔化すって
すごく危険なことだと身をもって感じています
その時は誤魔化せた気になっていたとしても
本音は自分の胸の内のどこかに
必ず横たわっているので
そのギャップに
だんだん苦しくなってきてしまうのです
少なくとも私はそれで凄く辛い気持ちになりました
どう自己理解するか、と
どう感情をアウトプットするか、は
分けて考えなくちゃいけないんだな
と最近になってようやく学習しました
不機嫌なオーラを撒き散らすことが
良くないことであるのと
私の中の不機嫌な気持ち自体を
なかったことにすることは
また別なのです
悲しくても
切なくても
悔しくても
苦しくても
腹立たしくても
イライラしても
それ自体は悪いことではなくて
社会で大人として生きていく時
それを表現するかを選択する力を
また別で身につけておくことが必要なのですよね
人間綺麗には生きていけないです
ネガティブな感情を抱えることもあります
それ自体は悪いことではないですよね
自分につき続けた嘘は
最後に必ずツケが回ってきます
そういう意味でも
素直になるのは必要なことだと思います