黒髪、ナチュラルメイク、無難な服装…

世で割と万人から
落ち着いた、大人しそうに見られる姿が
他人から加害を受けやすい見た目だということを
私自身が理解するようになったのは
自分が若い女性に分類される年齢に
なり始めた頃でした


人に対して攻撃してくる人は
『こいつはやり返してこない』と思う人を
選んでやってくるんだと知りました

強く押せば引っ込みそうな人
力で勝てそうな人
騒がなさそうな人

それは体に直接傷がつくような加害に
限った話ではなく
乱暴な言葉を選んで投げられたり
自己主張で押し切ろうとされたり
そういう言動の選び方もされやすいのだと
私自身が身をもって体験してきました


私が一人でいる時と
派手髪にピアスの友達と一緒にいる時、
彼と一緒にいる時…

周りの人から
そういう干渉をされる割合が違うのは
単に人数の違いでないことは
それを体感してきた人なら
おそらく理解していただけると思います


自分が好きな姿で街へ出ることに
なぜこんな障壁を感じなければいけないのか
いつも理不尽で悲しくなります

勝手に判断されて
理不尽な思いをさせられることが
日常から切り離しきれない立場の人自身に
非難を浴びせる人もいますが

そもそも人に対して加害する人が
おかしいのでしょう


外側の勝手な判断を逸らすために
『自衛』と言う名の強要をされることに
今日も嫌悪感が拭えません