思い返せば我が家は
ほぼ母のワンオペ育児で回ってきました
父母とも実家は県外
父は元々育児に協力的とは言い難かったですが
海外出張も多かったので
母が一人で家のことを回して
私たちと関わる光景は割と日常でした
当時は特に何とも思っていませんでしたが
今の歳になって思うと
それがどれだけ大変なことだったのか
少しずつ想像がつくようになってきました
母はいつもどんな時も
私たち子どものことを
最優先にしてきてくれた人で
私たちが小さいうちは
直接関われる時間を大切にしたいと
専業主婦を選択して
仕事を始めてからも
『一番大切なのはあんた達だから』と言って
そこは絶対に曲げたことは無かったし
そうして大切にされてきた実感もあります
私たちが小さい頃に
専業主婦を選択できる家庭状況だったのは
ある意味我が家の条件が揃っていたからだろう
とは思いますが…
今も昔も
母に話しかけて
リアクションが返ってこない
という経験をしたことがないし
私たちの『やりたい』に
できることはありったけ協力してくれましたし
子供に対して
手も時間も沢山かけてきてくれた
というのは今なら凄くわかります
私にとって一番身近な『母親』という存在が
自分の母だから
母親像もまたその姿になっています
自分が母親になる日が来たら
私もそんな母でありたいなと思います
でも私は間違いなく最優先にされてきたから
周りを見渡した時
子どもの優先順位が違うように映ると
違和感を感じてしまうのはあります
家族の形はそれぞれだと
頭では理解しているつもりでも
感覚として
違和感が拭いきれない時があるんですよね
そんなものは他人が口を出すものじゃないとは
分かっているので
口には出さないようにしていますが
母であるより女である人を見てしまうと
何だか色々考えてしまいます…
これが出来上がってしまった
『こうあるべき』の価値観なんだな
という自覚はしなきゃいけないなと思っています
母親だから女を捨てなくちゃいけないわけはない
と思っていますが
子どもとの時間より大切なのかな…?
って思ったりもしちゃう