評価されたくなってしまうんだ
自分では自分が好きになれなくて
なかなか価値が見出せないから
周りから認められたくなってしまうんだ
いい子だと言われてきて
期待されたらされただけ成果もあげられて
自分にそれができると
自負して育ってきてしまった中
ある日突然全部全部出来なくなって
社会の片隅に転がり落ちてしまった時
自分の存在価値を
全てなくしてしまった気分になった
手元には何も残っていないのに
与えられる人でい続けたい気持ちが捨てきれない
今となっては最早
当時の私が人になにかを与えられるような
たいそうな人間だったかどうかも分からないし
多分そんなこともなかったんだろうけれど
それでも自分の中に余裕があって
人から必要とされていたあの頃が
綺麗な思い出になってしまっているから
あの頃の私になりたくなってしまう
どんなに頑張っても
どんなに考えても
社会の隅から脱却できる日が見えなくて
全部放り出してしまいたいと毎日思ってる
でも、それも情けなくて出来なくて
泣くだけ泣いてとりあえず眠る
もうどのくらい瞼の浮腫んだ朝が続いてるだろう
笑顔でおはようが言える朝に
私はいつ戻れるんだろう
腫れぼったい瞼や
浮腫んだ真っ白な顔で
鏡に向かって無理やり笑いかける朝には
飽きてしまったから
そろそろ明日を心待ちにする夜を味わいたいよ