先日プールへ出かけた時
ウォータースライダーの列へ並んでいたら
小学生くらいの男の子が
大きな声を出しながら列へ割り込んで
ウロウロしていました
最初はトイレから列へ戻ってきたのかな?
と思ったのですが
周りの人の様子を見ていると
彼を知っている人は見当たらなさそうで
そのうちに彼が
うまく言葉が話せないことに気が付きました
素人目で見ても
あぁ、何か生きづらさを持っている子なのか
と分かる言動
そして、そうした行動をする彼に向けられる
冷たい視線に何だか私まで
苦しくなってしまいました
羽織っている上着には
大きな名札が縫い付けてありました
もしも迷子になってしまった時
彼が保護者の方の元へ辿り着けるよう
周りの人から
名前が分かるようにしてあったのかもしれません
もしかしたら今親御さんが
血眼になって探しているかもしれない
その場にはスタッフさんもいらしたので
施設内放送を
かけてもらうわけにはいかないだろうか…
なんて思いながらも
やたらに列からはみ出す訳にもいかず
なかなか私の手の届くところまで
近づいてこない彼に悶々としていました
声さえかけられたら
私にも何かできたかもしれないのに…
結局彼は順番を待って(割り込んだ場所にて)
スライダーを滑っていきましたが
その後どうなったかとても心配です
彼を異質的に見るあの空気感…
見て見ぬふりをしているのがありありと伝わる
あの空気感がすごく気持ち悪かったです
みんな順番に並んでるからここで待ってね
お家の人どこにいるか分かる?
ホースで遊ぶと他の人にお水がかかっちゃうから
これはお兄さんに任せておこうね
声をかけたかった…
これはあくまで自己満足の話だけれど
私より随分上の
子供がいるような大人もいたのに
誰も何も声をかけようとはしませんでした
何だか社会の縮図を表したように感じます
私も生きづらさ故
周りから異質に映る言動を
取ってしまうことがあります
そんな自分と微妙に重なって
ちょっとだけ泣きそうになってしまったや