「ごめんなさい」の言葉は
いつから言えなくなるんだろう


自分に悪意がなかったのだとしても
受け取る側が嫌な思いをしたというなら
嫌な思いをさせてしまった事実に
「ごめんなさい」とひとこと伝えることが
何より先だと思っている私には
その感覚はどうにも分からない

自分に思うところがあったとしても
それは最低限
謝罪のあとに伝えるものじゃないのか、とか
場合によっては
食い縛って飲み込むべき時も
あるんじゃないか、とか

私のこの感覚はズレているんだろうか


ごめんなさいとありがとうは一秒でも早く

お母さんのポリシーで
私も耳にタコができるほど
繰り返し言われてきた

そして今の私も
感謝と謝罪は人間関係を続けていく上で
絶対に忘れてはいけないものだと認識してる


自分以外はみんな他人
親しき仲にも礼儀あり
どんな時も、どんな人に対しても最低限の敬意を

人は一人では生きていけないし
最後に助けてくれるのは絶対に人だ

人との関係は何にも変え難いもので
命の次に大事なのは
人との関係だとすら思ってる

結局人は
どこかで誰かに愛されて
必要とされなければ独りだ

人から愛される人でいられることは
何よりの才能だと私はすごく、すごく感じるし

そのためにも
感謝と謝罪はとても大切なものだと思う


たったひとことなのに

ちっぽけでダサい自尊心を守ることより
ひとこと謝罪できることの方が
はるかに大切なことだろうに


はたから見てたらこんなつまらないことで
10年の付き合いの友達を
簡単に切り捨ててしまえるんだ、と思えてしまう

それは当人同士の問題だから
私が口を出してとやかく言うことじゃないけど…

なんだか気分はよくないよなぁ


あなたにとっては
“人”ってそんなもんなのかしらね

私としてはちょっとがっかりしちゃう