私は5歳から21歳まで
18年間長野県に住んでいました

今22歳なので
人生の8割は長野県民です


昨年度からお母さんの地元へ引っ越してきて
長い間住んできた場所を離れ
私にとっては新しい地で
新たな生活しているわけですが

なんだか…みんなちょっとずつ優しくない


もちろん人それぞれ色々で
それは長野でも一緒だったのですが

なんというか
全体的に“お互い様”の意識が
ちょっとだけ薄いような気がします


例えば、交通面

長野に住んでいる時は
信号のない横断歩道でも
立って待っていれば大抵の車は止まってくれて
止まって頂いたらきちんと会釈をして
小走りで渡っていましたが

こちらへ来たら
きちんと横断歩道で待っていても
停車してくれない方が結構多かったり

渡る側も車が来ているのを見ずに
車線へ入ってくるので
危ない場面も結構多いです


あとは、公共機関の対応

手続きをしに年に数回
市役所の福祉課を利用させて頂くのですが

長野の時は窓口の方が皆さんにこやかで
丁寧に対応してくださったので
こちらへ来て
人に直接向き合う窓口での
事務処理感が剥き出しな対応に
初めはびっくりしました


解離して外へ出てしまい
交番にお世話になりに行った時も
「引っ越してきたばかりで
家の場所がわからない」
「家族に電話しても仕事中で繋がらない」
と伝えると

お母さんへ何度も電話するよう催促され
交番では保護せず本部に迎えに来るよう
市の本部へ電話を入れて
案の定交番での一時保護を指示されたら
私の目の前で電話口に喧嘩を始め
『これじゃ何もできない』
『本当にわからないのか?』と言われてしまい
すごく肩身の狭い思いをしました…

長野でも同じように
交番にお世話になったことがありましたが
交番で一時保護をしてくれて
地図を広げて大きな目印を確認しながら
家の位置を一緒に探してくれたり
お母さんの職場を伝えると
職場へ直接電話を入れてくれたり…

「今日みたいにどうしても困って
近くの交番が見つからなかったら
ここに電話を入れていいからね」
と、電話番号にアンダーラインを引いて
名刺を渡して頂きました


今かかりつけとしてお世話になっている病院も
窓口対応が本当に優しくないです…


交番を除いて
とんでもない対応を
されているわけではないのですが

ちょっとした気遣いとか
ちょっとした心配りとか
そういうのがちょっとずつ薄くて

それはお母さんも戻ってきて
すごく感じていると言っていました


地域によっても
そういうのって少しずつ違うんですね

こちらへ来て
そういうことを感じる場面がとても多くて
まだいまいち愛着を感じられないです…


その地域の当たり前や地域性が与える印象って
外の人にはよく見えるんです