最近聞いた話で、
思春期の子どもが持て余したエネルギー
発散場所がだんだん狭い場所へ
移り変わってきているそうなんです

私たちのお父さん、お母さん世代の頃は
校内暴力が全盛期の時代だったのですが、
その後バイクを乗り回す暴走族へ、
続いて表立って周りを傷つけることから
いじめに移り変わり、
今は自傷や引きこもりへ


いじめは現在進行形で問題提起されていて
いじめをきっかけに自傷や引きこもりへ
繋がっていってしまうこともあるので
一概には言えないけれど

いじめも直接的なものから
媒体を挟んだ間接的なものへ
移り変わってきているし

そう考えると
時代と共に行われる場所は
規模が小さくなってきては
いるのかもしれません


心も体も、伴って周りの環境も
大きく変わっていく中で
自分自身もその不安定さに振り回され
過敏になっていく中高生の時期

ちょっとした刺激が目につく、鼻につく
それらをスルーできるほどは
みんな大人じゃなくてさ

髪型とか、身なりとか、持ち物とか
同調の波から少しはみ出したら
イキってるだの、調子乗ってるだの

抜け出した私たちから見たら
バカバカしく思えてしまうようなことも
彼ら彼女らには大事件だ


結局彼ら彼女らは
エネルギーだけは無駄に持っていて
そのエネルギーの発散場所はまだ
大人が用意しなければ
良くない方へ傾くくらいには子どもだ

泳がせて、遊ばせて、散歩させて
でも枠取りに大人が出てき過ぎてもダメ

難しいなぁ…

芽生える自主性と
増えていくできることの量は
うまいことは比例しないしね


私はその頃何をしていただろう…
人間関係がやたら苦しかった覚えはあるけどな