口を出た言葉は二度と戻ってこない
と痛感し続けてきた私は
他の人と話をする時には
その意識がいつもどこかにあって
それが故に
伝え方が分からなくなってしまって
言葉が出てこなくなったり
本来思っていることと
ズレたことを言ってしまうことが
結構よくあります…
どんな言葉を選んで
どんな口調で、どんな声色で
どんな表情で
選んで選んで
自分の感情が迷子になって
素直な気持ちを伝えるより先に
正解を探してしまう
自分でもドツボにハマっているな
とよく思います
だけど最近
彼とのやり取りを通して
どうやったら伝わるか
ひとりで悶々と考えるより
どうしたらいいか分からない、
こうしてみたつもりだけど
うまく伝わらないみたいだ、
どうして欲しいか教えて欲しい
と思い切って本人にぶつける方が
丸く伝わることもあるんだって
少しずつ実体験の中で学習しています
嫌なら嫌って言っていいんだよ
と言われても
どう伝えたらいいか分からない
私なりに最大限オブラートに包んで
冷静に伝えたつもりだったけれど
怒っているように伝わったようだったから
加減が分からなくなってしまった
と泣きながら訴えて見た時には
一回話を止めて
それはやめて欲しい、って
落ち着いて伝えてくれれば伝わるよ
変に笑って誤魔化したりしないで
ちゃんと真面目に言うんだよ
と、1から10までちゃんと説明してくれて
『分かった』『次からはそうしてみるね』
『ありがとう』と素直に伝えれば
それ以上は何も言われずに
許容してもらえました
それは彼が
それを許容してくれる優しい人だったのも
もちろんあったのだろうとは思いますが
噛み合わなさを抱え続けながら
伝わらない、苦しいと感じているより
ずっとずっと良かったと思います
それで人間関係そのものが
噛み合わなくなることも
今までに沢山経験してきました
気使わなくていい、って
本来はそういうことなのかもしれないな
…なんて思いながら
恥ずかしながら、毎日少しずつ
コミュニケーションのとり方を
一から教えてもらっています