誰かにとってはなんでもないことでも
誰かにとっては
息の仕方も忘れるほどの
傷を負わせることもある

それは言葉ひとつでも
些細な行動ひとつでも
意図していようが、していまいが

自分とは違う環境で、立場で、感情で
過ごす誰かと自分とでは
どうやったって分かり合えない部分がある


人を傷つけたくないと思い続けたって
傷つけてしまうことばかりなのだから
何も考えずに生きていたら
きっと私は何も知らないまま
誰かを傷だらけにしてしまう…かもしれない

私以外みんな違う
私の当たり前は他の人には通用しない
当てはめようったってはまらない


その一瞬の気の迷いが
誰かの人生を狂わせてしまうことがあると
忘れずに生きていたいって
私はやっぱり思うから

当たり前に溶け込んで
考えることを辞めてしまった
日常の何気ないやり取りを
改めて見直してみようと思う