先日、自立支援の更新のために
市役所へ訪れた時に
障害福祉課の壁に貼りだされていた
“ヘルプマーク”の案内を見かけて
声をかけて頂いてきました


皆さんは“ヘルプマーク”をご存知ですか?

最近は妊婦さんが付けるマタニティマークが
少しずつ浸透してきましたが

“ヘルプマーク”はそれと似たように
パッと見ただけでは分かりづらい
障害や疾病を抱えている人が
ヘルプマークを通じて
本来必要としている合理的配慮を
周りの人に
理解してもらいやすくするためのマークです

まだ全国的には普及していませんが
取り入れる地域は
少しずつ多くなってきているようです


私が抱えている精神疾患は
統合失調症、解離性障害、PTSDですが
どれも黙ってその場にいれば
全くと言っていいほど気づかれないもので
私が障害者手帳を交付されている
合理的配慮の必要な人には見えないようです

例えば、ストレスや不安感が強くなって
ぼーっとして頭が回らなくなってきたり
動悸で息苦しくなったりして
立っているのが辛くても
黙って電車やバスの優先席に座っていれば
五体満足の20代の女の子が
優先席を堂々と陣取っている
と見られても何らおかしくありません


だからといって周りの人に

私は精神障害者で
体調が優れない時に無理をすると
突然倒れてしまうことがあるんです

と毎度説明して断るわけにもいきません


配慮をして頂かないと生きづらい私にとって
少しでも納得して頂いた形で
すみませんと必要な配慮して頂けた方が
お互いにいいのかな、とも思いますし

もし本当に倒れてしまった時に
何か疾病があることや緊急連絡先が
その場にいた方にわかりやすい方が
もし同じように
ご迷惑をかけてしまうことになっても
情報提供になるかな、とか


私たちは知っていることしか知らないので
当事者と支援者との壁が
少しでも低く、薄くなるのなら
つける意味は十分にあります


これでほんの少しでも
お互いに生きやすくなればいいな