お母さんと二人きりの生活で
どうにも行き詰まってしまって…

医療機関では
カウンセリング等受けていましたが
どうしても話を聞いて欲しかったので
おじさんに声をかけて
晩ごはんを食べながら
お話を聞いてもらいました

因みにおじさんは
お母さんの弟にあたる人です


おじさんは
自分の娘達がまだまだ手のかかる時期なので

あまり介入はしてこなかったですが
我が家がゴタゴタしている時から
ある程度事情を知っていて
今までもとても心配して
話を聞いてくれていたんです


我が家は昔から夫婦仲が良くなくて
今思えばずっと
機能不全家族と呼ばれる
家庭だったのだと思います

私が高校に上がる頃まで
家族4人で生活していましたが
その間家の中の空気は
いつもどこか緊張していて

とうとうやり切れなくなったお母さんは
私が高校受験の頃
年末年始で実家に戻った時に
お父さんと別れることを話したそうです

そのことは初めてきいたのですが…


その時におじさん含め皆
『タイミングを考えろ』と
口を揃えて言ったそうです

小学校から中学校に上がるのと
中学から高校に上がるのとでは訳が違う
別れるにしても今じゃないだろ、と


だけど、
おじさんはそのことに対して
『悪かったのう』と言ってきました

今になって思えば
あの時点で別れていれば
りんごや(弟)が
こんな風にならんかったかもしれんな、と


それはおじさんが謝ることじゃないよ
と伝えましたが…

そもそも
それはおじさんの問題の話ではないし、
“かもしれなかった”話をいくらしても
起こってしまったことは取り返せないし、…

おじさんから見たら
私達の現状は
とても心苦しく映っているみたいです


正直に言うと

こんなことになるくらいなら
無理までして一緒にいることなんて
してくれなくて良かったのに

と思ったことはあります


私にとっては
お父さんはお父さんで
お母さんはお母さんで

どちらも大好きだけど
どうしたって全部は好きになれません
どうにも受け入れ難い部分はあります

一緒にいることで
お互いそれぞれ思うところがあって
お父さんも、お母さんも
苦しかったのだろうとは想像はつきますが

だから自分の中で犠牲になったものを
許容できるかと言われたら
ハッキリ言って無理です

そんな綺麗な言葉で差し出せるほど
失くしたものは軽いものじゃない

それは夫婦の問題で
私だって、弟だって
本来は巻き込まれるべきじゃなかった

全部が両親のせいだなんて
そんなことは思っていないけれど
それでも、こんな状態じゃなければ
出来たことだってあったはずだと
思ってしまうんです

ここの家に生まれてきた以上
逃れられない運命だったのだとしたって
もっとやりようはあっただろうと
言いたい気持ちは当たり前にあります


子どもは親がいないと生きていけないのに
その親の存在が苦しかったら
どこへ逃げたら良かったのでしょうね?


やっと言えた

ずっと言いたかったけど
言っちゃいけないことだと思って
言えなかったんです

だけど、言っちゃった


縛り付けるくらいなら
責任を取って欲しかった

責任が取れないなら
せめてもう少し自由が欲しかった


顔色を伺って、空気を読んで、合わせて
言われたことは割ときちんと守ってきた

それで得られたものも
あったのかもしれないけれど

それは果たして健全な親子関係だったのかな?

私は、絶対おかしいと思う


逃げたい
ずっと逃げたかった
今も逃げたくてたまらない

逃がして欲しい