先日、家にいた時に
突然家に居られなくなったんです

『死にたい』というのとは少し違うのですが
今このまま家にいたら
すぐにでも死のうとしてしまう
というのが何故だか直感的に分かったんです

その“すぐにでも”は日単位ではなく
それこそ時間、分単位の話で

今すぐ家から離れないとやばい、と
急いでとりあえず1泊分の荷物を詰めました


お母さんに言わせると
『たまらんっていう顔』で
突然ボストンバッグに
ガサガサと荷物を詰め出したので
お母さんもとんでもなく焦っていて

どうしたの?と聞かれても
それを口に出したら
逆にストッパーが吹っ飛びそうで
何も言えませんでした

とにかく『一刻も早く家から出なくては』
というので頭を埋めることでしか
その意味のわからない衝動を
抑える方法が見つからなくて


多分、本当は限界を
とっくに超えていたのだと思います

『こんなところで死んでたまるか』と
思い続けてきたのは本当ですが
そう思っていなければ
転がり落ちてしまうことも
ずっとちゃんと分かっていて

嘘でも前向きな言葉を口にしていなければ
先のことを全部投げ出して
逃げたくなってしまうから
ここも含め普段から必ず
先は明るいと思うようにして
そう言葉にしてきました


ずっと、ずっと誤魔化してきたんです

行き場のないやりきれなさとぶつかるたびに
それをどうにかして抜け出す方法を考えて
出来ることからとにかく
手を出し続けてきたけれど

やり切れない現状からは
なかなか抜け出せなくて

少しずつ積み重ねていけば
少しずつ変わっていくなんて
そんなことは分かっているけれど
その“少しずつ”の速度が
私が限界点を超えるまでの時間には
きっと全く追いつかないのだって
本当はずっと分かっていました


次の日彼と会うことになっていたので
最悪お邪魔させてもらおうと
思っていたのですが

お母さんにそう言って
彼の家に行きたいから
そうしていると思われたら
余計にやり切れなくなるので

『夜にフラフラしていて何かあったら困る』
『ホテル取ってあげるからそこに行きなさい』
と泣きそうな声で言われてしまったので
今回はとりあえず
ホテルに泊まることで収まりました


その日特別何かがあったわけではなかった
普通に普段通りに過ごしていただけだった

それでも突然ふと
こんな風に思ってしまうのだから
不思議なものですよね


不幸中の幸いは
自分自身の中に“逃げる”選択肢があったことと
それを選択出来たことです



家族から離れる方法だけは
今の私では見つけられなくて

その時その場から逃げ出したって
今の私がひとりでなんて生きていけない

何処へ行っても、何をするにも
どこかで必ず手を借りなければ
何も出来ないことも分かっていて

それは本来はありがたいことのはずなのに
その現実が苦しくて苦しくて


お父さんも、お母さんも、弟も
みんな好きで大切なのに
そんな風に感じてしまう自分が
たまらなく嫌です


私はそんなに強くない

苦しい状況に立ち向かい続けるのには
計り知れないエネルギーが必要で
そろそろガス欠になってしまいそう

エネルギーを補給するのに
少しだけ時間が欲しいなぁ