ご存知の方も多いと思いますが
私は統合失調症という
精神疾患を抱えています
そして、それと同時に
解離性障害と言われるものも抱えていて
以前の主治医の先生に言わせると
その2つの病気の症状が
複雑に絡み合っているそうです
統合失調症の症状は
大きく分けると2種類に分かれ
陽性症状と陰性症状と呼ばれます
ざっくり言うと
陽性症状が統合失調症の特徴的な症状で
陰性症状はどちらかと言えば
鬱等に近いイメージ
…本当にざっくり“イメージ”なので
きちんと理解されたい方は
お手数ですがご自身でお調べください

私は陰性症状は
割と普段から見え隠れしますが
統合失調症独特の病的な?行動は
解離状態と併発することが多いです
そして私は
程よい緊張感のある状態が一番調子が良く
そういう時は滅多に解離を起こさないので
家族以外の人と会う時や
こうしてブログを書いたりする時など
少し気持ちがパリッとしている時には
統合失調症を抱える精神障害者だと
意識されないことが殆どですし
何なら自分で訴えなければ
気付かれもしないことの方が
圧倒的に多いです
私が今回の話で
何が言いたかったかというと
世間で“障害者”と呼ばれる人達の中には
目に見えない形で
その生きづらさを抱えていて
周りから見たら何事もないように
社会に溶け込める人もいるんだ
ということです
私が社会に溶け込める時間は
残念ながら今はほんの僅かですが
それでも、逆に言えば
抗精神病薬を毎日上限量まで
飲んでいるような私でも
気を張っていられる時間は
溶け込めてしまうんです
そう考えると
障害者のイコールの右側に来る
偏見の滲んだ言葉が
ほんの少しだけ変わりませんか?
以前ベテランの精神保健福祉士さんに
統合失調症と呼ばれる
病名が付いている人で
こんなに統合が失調していない人には
初めて出会ったわ
と言われたことがあります
統合失調症は病名の通り
思考の統合が失調してしまう症状が
顕著に出る場合が殆どで
思考が支離滅裂になって
会話が成立しなくなる場合もあります
その方に言わせれば
統合失調症でこれだけ
“相手が理解出来るように”
言葉を選んで話を纏められるというのは
凄くすごく珍しい、と
私がレアケースだ、と
言われてしまえばそれまでですが
それくらいに
“統合失調症”というひとつの病名も
多様性だということです
自分の思っていることを相手に伝える手段が
何とか手元に残っている事実は
不幸中の幸いであり
私にとっては本当に嬉しいことだなぁ
