この間
とある方とお話させて頂いていた時に
たまたま“努力”についての
話題になったんです


自分で言うのも変な話ですが
私は不器用で要領が悪く
何をするにも努力をしないと戦えないので
“努力”だけは
それなりにしてきた自信があります

基本的負けず嫌いで
諦めの悪い私にとっては
自分の欲しい結果を得る為に
“努力”は必要不可欠なものであったし

“努力”という言葉は
綺麗な響きな印象が強かったのも後押しして

努力する、ということには
ポジティブな印象を持っていました


だけど、その方は少し違ったようで

努力しても結果が得られなければ
その努力は意味が無いように思えるし
努力して結果を得ても
それを活かす場面が無ければ
その努力は無駄だと思う
だから『努力は無駄にならない』というのが
よく分からない

と仰っていました


この話題は
仕事の為に資格を取ることについての話から
発展したもので、
資格を取っても使わなければ無駄
ということから膨らんだのですが…


努力して結果に直結しなくても
自分なりに頑張った、努力したという事実が
自分を肯定するひとつの要素になったし
努力の過程で行ったことは
経験として自分の身になるので
『無駄』という概念は
私の中には無かったんです


仕事の為に資格を取ることだって
確かにその資格を活かす場が無ければ
その資格で得たことを
一番発揮できる場面には
恵まれないかもしれませんが

“その資格を持っている”というだけで
就職の時に武器になったり
選択肢が広がったり

そうでなくても
学んだことは消えないので
知識として自分に身についていて
他で何か活かす場に巡り会うかもしれないし

少なくともマイナスになることは
無いと思うんです


無駄か、無駄じゃないかの基準も
きっと人それぞれなので
一概には言えませんが

私はその考え方は少し寂しかったです


私はずっと“努力は無駄にならない”を
その通りだと思ってきましたが…

改めて
価値観は人それぞれなのだなぁと
痛感しました