繰り返し言っていることですが
私達は自分の知っていることしか知りません
それはごく当たり前のことですが
生きている中でそれを意識するのは
案外難しいことのような気がしています
個人の価値観は
個人の経験から構築されているものですが
例えば私は“私”としてしか
生きてこなかったので
他の生き方をしてきた他の人とは
してきた経験も勿論違います
その経験には
間接的に見聞きしたものも含まれるとしても
それら全部をひっくるめたって
人ひとりが知っている世界なんて
たかが知れています
つまり何が言いたいかというと
自分の中で“常識”と呼ばれるものだって
あくまで自分の周りでのものであって
それが共通認識かと言われれば
必ずしもそうとは言いきれない
ということです
先日おじさんと話す機会があった時に
色々な話題がぴょこぴょこ飛んだのですが
その中のひとつに
公務員は国民の税金で
給料を貰ってるんだから
いろいろ言う権限はない
それがしたいのなら
民間企業に勤めて自分で稼ぐべきだし
それに対していろいろ言う公務員は
そもそもその職業を選択しなきゃいい
それは皆そう思ってる
というものが挙がりました
その意見自体も
個人的には思うところがありましたが
それこそおじさんの意見だとしても
『皆そう思ってる』と言い切ってしまうのは
私は、どうかと思いました
いやその“皆”って誰よと

私は学生で
世間知らずだと言われればそれまでだけど
少なくとも隣の私は思ってないよ…と
多分世の中にはもっと色々な意見の方がいて
その中にはもちろん
おじさんと同意見の人もいるだろうけど
それだけじゃないと思うけどなぁ
私は、何だか視野が狭いなぁと
思ってしまいました
世の中多様性です
自分の意見=世間の意見ではないことも
世間の意見=適切な意見でもないことも
私は私なりに頭に置いておきたいと思います