先日起こった新幹線殺傷事件が
少し前から話題になっていますよね
その中で
犯人の情報として
“発達障害”や“自閉症”の診断名や
精神科入院歴が報道されていたので
毎度のことながら色々考えてしまいました…
そうしたフレーズが
情報として流れることによって
世の中の人がそれらの障害や境遇に対して
ポジティブな感情を抱くことは
ほぼ無いと思います…
LINE NEWSでも
記事として取り上げられていましたが
この事件が起こった原因そのものに
それらが直接関わっているかと言えば
必ずしもそうとは言えない状態の中
メディアという影響力のある媒体で
そういう形で情報提供されてしまうと
『発達障害』『自閉症』『精神科入院』
ということに対する認識が
歪んでしまう恐れがあることは
否定出来ないと思うんです
それにね、
もし仮に
それらが事件の原因に
関わっていたとしても
そうして人としてやってはいけないことの
分別がつかない状態になってしまうのは
それらを抱える人達の中の
ほんの一部であり、限りなく少数派なのに
その事実を世の中の人達が認知する機会は
提供されないのは何だか悲しいなと
私は思ってしまいます
『障害』を抱える人達の中には
生きづらさを抱えながらも
それと向き合いながら
一生懸命自分なりの生き方を探している人も
ちゃんと自分の生活を確立できている人も
沢山たくさんいるのに…
みんな、もちろん私も
自分の知っていることしか知りません
だから“知る”機会がなければ
知りようがないんです
知識や認知の元は
自分自身に降りかかった経験だったり
自分の周りで起こった出来事だったり
誰かから聞いた話だったり
様々だと思いますが
その中のひとつに
メディアからの情報も
含まれるのだろうと思います
情報が入ってくるからこそ
“認識”をするのだろうし
考えるきっかけが出来るのでしょうが
今回の件だけに限らず、
どうせなら
ポジティブな影響に繋がればいいな
と思います