自分の感情を外側へ発信する手段は
幾つかあるけれど
一番身近にある
気持ちを伝える手段のひとつだと思います
言葉の持つ力の大きさは計り知れないです
口から発する音が意味を持つことで
人を救うことも、傷つけることも
容易に出来てしまう
それは時に人生をも簡単に覆します
私も今まで生きてきて
沢山の言葉を取り込んできた中で
優しい気持ちになったことも
悲しみに突き落とされたこともあります
逆に言えば、
もしかしたら私の言葉で
誰かを癒したことも
傷つけたこともあるかもしれない
それを私なりに感じているからこそ
少なくとも私は、私なりに
“言葉を選ぶ”ということに対して
凄くすごく気を配っているつもりです
感情のまま言葉にするのは簡単です
そして、それだって時に大切です
だけど私は
自分の言葉には責任を取りたいから
感情に手綱を任せて言葉を発するのは
とてつもなく怖い
当たり前のことですが
一度外へ放たれた言葉を
飲み込み直すことは出来ません
こればかりは取り返しがつかないんです
どんなに言葉を選んだって
それはあくまで私なりの価値観で
価値観の違う誰かには
傷を負わせてしまうかもしれないけれど
それでも、
自分から放たれた軽率な言葉で
誰かの心を蝕んでしまうのは
私は絶対に嫌だな
どうせ同じ『言葉』を使うなら
人を優しい気持ちに出来るような
温かい言葉を使いたい
“言葉を選ぶ”って
答えのないとてつもなく難しいことだけれど
だからこそ、意識だけは
常に持っていたいと思います