「日々の非常口」アーサー・ビナード | ニャンコ新聞

「日々の非常口」アーサー・ビナード

久しぶりに文庫本を買いました
ニャンコ新聞
「日々の非常口」 アーサー・ビナード著です

著者は生粋のアメリカ人ですが、日本語で詩作をされている方で
この本は朝日新聞に連載されていたエッセイをまとめたものです



「日本語で詩作をしている外国人!?」と思って読み始めましたが、なるほどナルホド

“外国人にしては日本語が上手ね~” なんていうレベルでは当然なく
にわかに自分の文章力を省みて恥ずかしくなるような、とっても洒脱で豊かなエッセイの数々・・・

また、日本人では気づかないような視点が書かれている項もあり、非常に興味深いです
興味のある方はぜひご一読を!




その中で、俳句を英訳するときに苦労するのが、単数なのか複数なのかだという話がありました

例えば、芭蕉の句、「古池や 蛙とびこむ 水の音」 の蛙の数
例えば、漱石の句、「吹井戸や ぼこりぼこりと 真桑瓜」 の瓜の数

私はぜんぜん俳句には(にも)詳しくないんですが、前者は一匹、後者は複数 のイメージがわきます



芭蕉の句は、シーンとした中で(私の中では夜)蛙が池にぽちゃんと飛び込むイメージで
これが何匹もぼっちゃんぼっちゃん飛び込んでたら、全然風流じゃないんじゃないの?と思うわけです

逆に漱石の句では、“ぼこりぼこり”という重ね言葉が
井戸の中で水に浮かんでぶつかり合う、いくつもの瓜を連想させます

旦那さんも私と同じイメージを抱いたようですが
アーサーさんは著書の中で、真桑瓜は単数じゃないかって言ってるんです

やっぱりそこが日本人との違いなのかしら?
どうしてそう思うのか、機会があったらぜひ聞いてみたいなぁと思います




俳句ってこんなに短い言葉なのに、そこからいろんな、そして共通のイメージを誘うんですね
おもしろいなぁと思いつつ、自分では作れね 汗と再確認したひとときでした






                アーサーさんは俳句もしたためています すごいきらきら


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