円安による、魚、のきなみ高騰? | 魚大好き 江嶋力のブログ

円安による、魚、のきなみ高騰?

スルメイカ漁が、ストなど、円安による、重油高など、景気がいいといいつつ、漁業は苦しい状況だ。


駿河サバプロジェクトで、漁師と魚の価格決定をするにあたり、やはり、この燃料費UPは、かなり苦しい。


スルメイカなんてのは、イカの中でも、取引価格が安く、日本のイカ消費量の根底を担う魚種。日本人が一年間に食べる魚介類で一番は、このイカ。


価格が元々安い魚は、この原油高騰で、きつくなる一方だ。


海外の安い、甲殻類・イカ・サーモンなど、輸入に頼っている魚種は、ここ1カ月、値上げの一途だよ。


これまで数年間の中で、一番価格が高騰している。


飲食店やスーパーなどに代表される、小売り業は、景気がよくなって、売り上げは上がるものの、仕入れコストが上がりすぎて、今後どうなるんだろうと心配になる。


円安で良くなるのものあれば、悪くなるものある。


バランスが大事だ。


しかし、一昨日まで、沼津にいっていたけど、サバが、これでもかってぐらい元気に、私が設計した特殊円形水槽で泳いでたよ。漁獲から、できるだけ、素手で触らず、そして魚体に最新の注意を払い、この陸上水槽に移す。少しでも傷がついていたら、サバはすぐ死ぬ。


見事な七色に光るサバ達、漁業のいろんな未来がかかっている大事なサバ達。


ゴールデンウィークということもあり、このサバを特殊な神経〆したものを、弊社の回転寿司で、お客さんにご提供。お客様の意見を聞く。


「こんな新鮮なサバはじめてだわ」

「この何とも言えない歯ごたえ、素敵だわ」

「ゴマサバってこんなに美味しいんですわね」

「もう一枚頂くわ」


など、全部スネオのママ風にいってみたが、評判は上場。


5月中に、シンガポールに初出荷する予定です。


昨年暮れから、風が強い日があまりに多すぎて、なかなか釣れないので、そこが問題だ。なんでこんなに西風が強いだろうか。でも相手は自然だからね。


と、明後日から、また沼津に行きます。一年で一番忙しい、沼津寿司活けいけ丸、いろんな漁師のみぞが知る珍しい地魚をたくさんの方に味わっていただきたい。


今日は、雨だね~。(ロビ風)