駿河さばでGO | 魚大好き 江嶋力のブログ

駿河さばでGO

今日は、シンガポールから帰国後すぐ、沼津へ


ほとんどに家にいないし、東京での忘年会、約90%は行けていない。っていうかお断りさせていただいています。笑


ってことで、沼津へ


今日は、水産庁で有名な、あの上田勝彦さんに、漁師ともども、サバの扱い方、〆方などの講習会も含めて、沼津に来ていただいた。


一緒に全国に販売してもらう、佐政水産 佐藤専務も一緒に、乗船。


ただでさえ寒い冬。


とにかく、防寒具が必須となる。


いざ、午後4時に出船。


寒い。寒すぎる。今日は、風があまりないので、普段よりましなはずだが、駿河湾の海上は極寒だ。


撮影も兼ねていたので、サバ釣り一本漁船2隻でGO。


釣れ始めてのは、午後8時過ぎから。


11時には、イカリを上げ、沼津港へ帰港。


11時~は、陸上特殊水槽にて、今日のために1日前にあらかじめ釣って、入れておいたサバを


駿河サバの醍醐味である、特殊な活け締めを上田さんに教えてももらうために、水槽から


サバを揚げる。


いつ見ても、神業のような〆方。この〆方こそ、駿河サバが駿河サバであるゆえんなんだよね。


後ほど写真で。


その後、漁師、上田さん、佐藤専務、銀座料亭料理長さんとサバ談義。


いろいろな課題が盛りだくさんのこのブランドサバ計画。


大衆魚である、サバが、扱い方一つで、うまみが増すわけだから、そら、技術習得だってなんだって


すんなりいくはずはないよな。


誰でもできることなんて、偉業にはならないわけだし。


実業も大事だけど、なんかこの駿河サバを全国の人に味わってほしい


そんな気持ちが一番大事なわけで。


とにかく、食べてもらいたい


このゴマサバ種 駿河サバの独特のうまみと食感を。


現在、テスト中ですが、沼津83番地にて、テスト漁に出た際は、食べることができます!


いろいろご感想頂ければ幸いです。


私ごのみとすれば、九州地方の甘醤油が、とてもあいます。そしてその横に日本酒があると


もう最高です!(笑)


次の日は、㈱沼津魚市場のセリ場の方々も集めて、再度、〆方講座。


その後、漁師寿司 活けいけ丸にて、


上田さん、漁師と、漁師寿司!これぞまさに、漁師寿司。


漁師に、「旨い」って言われたらそら、もううれしくて。


そんなこんな徹夜の2日が終わり、東京へ。


次回沼津は、クリスマス!~。日本に約半分しかいない私に、休暇はとれないな(笑)



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沼津港から約30分ぐらいのところにある、

魚場。岸から約100メートルで水深が100メートル超える

日本一深い駿河湾。こんな湾だから潮が入り組み

旨いサバがすみつく。

それに、上田さんがいっていたが、豊富な餌もその理由。

駿河湾のみに生息する桜エビをはじめ、いかなご・こうなご

が豊富。イワシよりも、こっちのほうが、サバのうまみを出す

餌となるとのこと。

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一本釣りの竿先を見つめる、上田さん

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こうやって、漁船2隻で、漁場を調査、そして漁獲


しかし寒い。



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サバを狙っていたが、太刀魚もまざる。

釣れたての太刀魚はまさに、七色に光る

太刀だね。

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陸上にての〆方講習。

難しいが、科学的にも理にかなった〆方

途中、いろんな方々見にこられ、

今までの根拠のない魚の〆方に興味しんしん。

そう、魚文化って、妙に根拠がないことも

多く存在するんだよね。

食べるしかない。自分の舌で確かるしかない。

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漁師さん、沼津魚市場さん、共同で開発した

特殊水槽。

元気よく、設計通り、サバ君が泳いでいます笑

みんな同じ方向で。

ちょっと、なんか愛着わくよね。ほんとに。


実は、魚にとって、死ぬ間際が非常に大事で

、これいかんで、口に入るまでのうまみの上昇率

そして、鮮度保持の時間が変わるのだ。

取れてだから、旨いとは限らない。それが魚の奥深さ。


私も8年前~4年前までは、漁港直送っていって、店舗展開していたけど


実は、直送が旨いのではなく、直送の意味とは、築地では手に入らない


その漁港独特の漁師が知る海の宝があるからいいわけで。


私は、築地も各地漁港もそれぞれ、いい部分があると思う。


ようは、魚の奥深さをしること、それが、うまい魚と出会うこと。



魚大好き集団 ヘンリーブロス。


しっかし、寒かった。笑