漁師寿司 活けいけ丸 アジアへまもなく出航!
今日は、沼津に。
駿河サバの打合せに
沼津魚市場 佐藤社長、佐政水産佐藤専務と。
その後、10月15日に、シンガポールで開店する 「漁師寿司 活けいけ丸」
の最終メニューチェックのため店舗に入る。
ひとえに、開店といっても、日本で開店するわけでもなく
アジアという海外というわけで。
また、鳥・豚・牛と違って、刺身に使用できる魚は、日本にしかなく、シンガポールで寿司やるなら
もちろん日本から輸入しなくてはいけない。
運ぶといっても
為替レートにはじまり、魚によって冷やす氷の量を調節する必要もあり、輸出用の書類も英語なわけで。
氷を入れるといっても、一杯いれりゃ、その分、重量で航空運賃が決まるため、魚自体が高くなってしまうし、良かれと氷を減らせば、魚がシンガポールに着いたとき、刺身に使用できない。
自然から漁獲するものも多く、輸出日に確実に集まるわけもなく・・・・。
よく言われるのは、「アジアだって海があるから魚獲れるでしょ?」
「ハイ、獲れますが、刺身ではほとんど利用することはできません」
と答えると、結構不思議な顔されたりすることもあり・・・。、
そうなんです。魚がいるからと言って、刺身があるってわけではなく、漁獲から港、そして市場から流通、そんな繰り返しの中、常に最高の鮮度を保つため、刺身で食べるため、あらゆる工程に携わる人々の想いと、経験と技術で支えることではじめて、人様のお口に刺身という食べ物を届けることができる。
それが、本当の魚、いわえる「刺身の奇跡」っていうやつなんです。
だから、アジアで魚業態やるとなれば、どんなに遠くても日本から輸入しないといけない。
そんなこんな超ややこしー計算をやりつくし、もちろん自社独自魚流通ということもあり、
ようやく、メニューができた。
約120種類の寿司握りメニューが、シンガポールで。
(アボガド巻きとかそういう海外寿司ではなくて)
そして、手軽なお値段で、漁師が満足できる美味しさ、漁師寿司。
滞在している日本人はもちろん、シンガポール人、そして他のアジアの方々に
これぞ、MR ジャパニーズ 寿司やねん っていっていただけるように。
そんなこんな想いで
ようやくメニューが出来上がったぞ。
月間、約5トンの魚達が、日本からシンガポールへ!