今 シンガポール 魚種×サイズ×季節×各漁港×漁師さん=魚の価格 | 魚大好き 江嶋力のブログ

今 シンガポール 魚種×サイズ×季節×各漁港×漁師さん=魚の価格

シンガポールにいる。


明後日からのF1グランプリがあるから、道がいろんなところで、閉鎖されていて


仕事をするには、無茶不便や。


ここでのレースはナイトレース!


めちゃくちゃきれいだけどね。


昨日、駿河湾産アカザエビや深海地魚が日本から、こちらシンガポールに来たんだけど


想像通り、馬鹿受けしたみたい。


うれしい。



でも、日本でも珍しい、駿河湾の深海底引き網船の魚介類が、


シンガポールで好評。


5000キロ離れている熱帯地方で。


なんか不思議な気分だな。


そういや、今、シンガポールのいろんなところから


注文が来ているが、注文の仕方が、20年前というか、安く送ることができない


発注が多くて、困っている。


たとえば、


アジ8匹 真鯛1匹とか・・・・


もちろん、国内でもこの注文の仕方は、高くなる。


シンガポールであれば、空輸代・輸出代がかかるからなおさらだ。


そして、魚は、日々価格が変動するツワモノ。


ってことは、魚種を指定すると、その日、その魚があまり漁獲されていなかったら


価格は高騰する。


養殖の、真鯛・ハマチ・ヒラメ・カンパチ等々は、価格変動はそんなにないが・・・。


かといって、そればっかり出していても、シンガポールの方々もあきてしまう。


元々、魚は他の食材と違って、自然から漁獲するもので、供給は安定的ではない。


ってことは、その日、その日の漁獲高を把握し、価格を見


そして、購買する、これしかいい魚を安く買うことができないのだ。


そのためには、魚の生態、サイズ、四季ごとの移り変わり・・・・ETCを頭の中に入れないといけない。


公式で表すと


魚種×サイズ×季節×各漁港×漁師さん≒魚の価格ということになる。


数学が得意な方は、これがいかに膨大なデータになるか、想像がつくはずだ。


弊社では日本でも同様、この公式を頭に入れ、全店舗の仕入れをする。


もちろん、銀座黒尊シンガポールも、これと同じ。


なかなか説明しても受け入れてもらえないのはわかってるが・・・・。


でも、せっかく買ってくれているので、安く出したい・・・


その想いが交差する。