被災地へ物資輸送7
とてもとても短い2日間、そして、たったの2か所しかいけなかったが、二人の心の中は空っぽだ。
「なあ、ひろ、背負わなあかんもん、やらなかんこと一杯増えたな~」と私
「そうですね。」と
このブログに、八巻さんとの思い出のやり取りを、残します。江嶋はE 八巻社長はY(敬称略)
はじめて、会ったとき
「社長、めっちゃグシケンヨウコウに似てますね。ちょっちね~って言って下さいよ」E
「そんな似てるか、笑」
セリ場で、セリ人に私が怒られた時
「気にせんとって、気があらいだけやから。でもあんまり、セリ中に入っていったらあかんで」Y
「すんません~」E
セリ場で社長とセリ前に並べられた魚達を目の前に
「江嶋さん、今日は、どれ買おか」Y
「これとこれいいですね~」E
「こんなもん、買うんか。」Y
「これが、受けるんですよ」E
「なるほどね。ここにいるとわからんな~」Y
セリ場で
「八巻さん、これいくらぐらいで落ちますかね~僕は、㌔800円ぐらいかなっと」E
「そうやな、いいとこつくね、そしたら、750円でセリ札いれよっか」Y
セリ後、魚を詰め合わせすることろで
「おーい、これ全部持って帰るんか~?」Y
「もちろん、車の運転には自信がありますからね」E
「気をつけろよ、もしまだ乗るようであれば、これもってけよ。こっちでよく食べるサメのハラモや」Y
セリ後、魚を詰め合わせるところで
「こんな生きた魚一杯持って帰るんか。」Y
「はい、小さいほど、よく生きて買えるし、店舗内の水槽でお客様が見てくれますから」
「なるほどね~」
こんなやり取りがこの5年間たくさん。
有限会社 八巻水産 代表取締役 八巻正人様
5年間、魚のこと一杯教えてくれてありがとう。
そしてさようなら。
天でゆっくりして下さい。
そして、私のすること、そして弊社の社員を天からお守り下さい。
帰路、社員と車の中で沈黙状態が続く。