伊豆 伊東へ、和食コースの調査へ
今日は、伊豆の伊東へ。
とても流行っている旅館へ、刺身盛りを含めた調査宿泊だ。
流行っているだけあって、とても、あったかい旅館だったな~。
しかし、温泉ってなんでいいんだろうか。
と、運ばれてきた刺身をチェック。
なるほど。
きれいに盛られているな。
今弊社に必要なことは、自分たちの魚の知識をお客様におしつけないことだ。
たとえば、刺身盛り一つにしても、魚一匹姿造りって、我々が思っている以上に、お客様には
インパクトがあるもんだとか。
私だって、サラリーマンの時、お寿司屋とかで、びっくりしたし、出てくると豪華な気分になったもんだ。
でも不思議なもんで、自分が出す側になって何年もたつと、そういう意識がなくなる可能性がある。
これは、非常に怖い。いつでも、お客様側から見た、魚のインパクトと驚きを考えないと。
ただ、これを考え過ぎると、魚を通してお客様に季節感を味わってもらうという正直な姿勢だけでも
こまる。
たとえば、伊豆にいくと、イセエビの活け造りが、出てくると、そら豪華だし、うまいし、お客様に喜んで
もらえるだろう。が、禁漁時期はどうすれば? 実際は、各水産会社さんが、禁漁でないときに、買って、
水槽で飼っていて、それを出荷しているわけだ。
でも、魚を通して季節を感じて欲しいという考えではない。
う~ん難しい。前泊まった時出たけど、今回ないな~。そら伊勢エビついていたら豪華だし。
そういう時は、お客様のもっているイメージに合わせるべきなのなかな~。
それとも、今は伊豆半島は、イセエビが禁漁です。かわりにこんな旬のもの食べて下さいって
アピールしたほうがいいのかな~。
でも、日本人はブランド志向が強いからな~。
そんなことを思いながら、料理を見たり、風呂入ったりしながら、自分のお客様(取引旅館)へ提案する、伊豆漁師懐石料理のコースを考える。
さてさて、どんな提案をしようか~。
上姿造り:ほうぼう
ほうぼうの下:マダイ
マダイの下:カツオ
カツオの下:ほうぼうとトビウオ
一番右:ホタテ
とこんな感じ。