増え続ける魚業態にどう手をうつのか
最近、飲食店の中でも、魚業態の躍進というか、出店がものすごい。そういえば、ジンギスカンがものすごくはやって、こういう感じになっていたような。でも、今はそうでもない。日本っていう市場は、いつも面白いと感じる。
これは博報堂いた時からそう感じている。何か火がつくと、あほみたいに、「ぶわっと」と増えて、いつか消えている。これじゃ~、60歳がゴールと考えて、おちおち商売もしてられない(笑)
ブランド好き日本人の消費者行動なんだろうか。不思議に思う。ジンギスカンが流行ったときは、私は東京に出てきたぐらいのときだけで、高校生か大学生の時、ジンギスカン定食をよく食べていた。牛肉より安いからか、一杯
食べられる肉定食としてかな。たぶん。だから、あの流行を社会人で経験して、「なんでこぞってジンギスカン、ジンギスカンっていうのだろうと」と思っていた。
魚業態にも、同じことを今は感じている。ただ、ジンギスカンと違うのは、日本古来からの料理であり、一番日本人に馴染があるというか、歴史が長い食文化であることは確かだ。
「江嶋さん、こんだけ魚業態増えてきて、大変ですよね」とよく言われる。確かに大変だ~。競争相手がいないほうがもうかるのは確かだ。が、ガンの特効薬みたいな、世界で一つぐらいしかない技術か特許があればいいが、
飲食の世界ではそんなもんないし。でも、私的には、魚業態に関しての戦略は、すでに、10年先ぐらいまでは、おおまかに決まっている。現在、たくさん魚居酒屋ができているが、早くて来年春過ぎぐらいから、自然淘汰というか
競争原理と市場原理が相互作用して、勝つ店と負ける店がさくっとわかれるはずだ。
弊社的にいえば、店を一杯出したいという思いは、ない。店を出すことで、営業原価である仕入れを多くし、仕入れコストを削減するという手もありだが、
それが、飲食店だけに限って、行っても、今まではっきりいって成功例はない。何十年も続かないだろう。
仕入れを原価をさげるためだけに、店舗を増やして、仕入れを大きくしても、その際、「店舗」という財産ももつことになる。財産とは、プラスだけでなく、マイナスにも働く。この時世は、これが、こわい。
確かに、私も店が増える感動、喜びがあるのはあるのだが、長いスパンで見たときは、それほどうれしいものではない。かといって、この不景気に出店をし続けることは、それはそれで素敵だと思うが。
とにかく、この魚業態戦国時代、じっくり戦局を観察してみたい。現在、魚業態でときかれたら、何社かあるが、私は、そのうちの3社だけの動向が気になる。この3社は、できれば、あぶらぼうずやぼうずこんにゃくのそばに来てほしくないな~。
戦うけど、血をあんまり流したくないし。(男らしくない~) もう今年は、出店はしないけど、来年はそのあたりを練りこんだ店を出す予定です。