シンガポール2日目
今回、シンガポール視察にあたって、一つのきっかけになったのは、太陽の会の会員である、焼肉チェーン経営の吉田社長が、何のコネもなしに、いきなり4カ月前に、単身でシンガポールにいって、「ION」(イオンではなくアイ
オンと発音する。イオングループとは違う)の地下で、東京もんじゃというお好み焼きと串焼きテイクアウト店を出店したので、それを見にいこうということ。
吉田社長は、スーパーバイタイリティーと先見性を持ち合わせた、面白い社長。今回もいきなり、シンガポールに出店するといって、ほんとに出してしまった。またもんじゃといって、お好み焼きと串焼きという、見事なクレージーぶり。飲食会の新庄みたいなもんかな~
今日は、朝から、投資ファンド会社を経営する社長とアポイントがあり、太陽の会のメンバーとは、違う行動。
さっそく、ホテルで待ち合わせをして、シンガポールの飲食店めぐりがはじまる。
いくつかのショッピングモールやフードコートを回る。その中でもびっくりしたのが、オフィス街にフードコートがあり
日本と違い、そこをきっちり、会社員が使っているというか、望んでいるということ。日本だとフードコートというと
私的には、まずいというかいいイメージがない。
ここは、シンガポールという外国かと思うぐらい、日本の有名な飲食店があっちこっちにある。へたしたら、この小さなエリアに、日本の外食産業が集まっているイメージ。もちろん吉野家・ワタミ・サイゼリア・モスバーガー・山頭火などを筆頭に、説明を受けて、初めてしる日本のそんな大きくない外食さんも店を出している。
ちょっと乱立しすぎというか、日本の外食ブランド戦略が、そのままでているという感じかな~。
あと、やはり、中国系(福建省)の方が多いのか、海鮮料理が非常に多い。が、経営者が、日本人であることが非常に少ないそう。特に回転すしにおいて、成功しているのは、日本企業でなかったり。
そう、私の今回の任務は、沼津で出店が決まっている回転すしを、シンガポールにもってくること。じゃじゃーん。
海外の日本料理や鮨は、創作料理にされているのが非常に受けており、それが日本食文化と勘違いされている
感も非常にある中、今回私には戦略が、ある。確かに、日本の味そのままというのは、無理だろうし、地元のお客さんが来てくれないと、撤退するはめになる。地元のお客様が何を求めているかをきっちり戦略と料理に落とし込まないと、ただの自慢・押し売りになるだろう。
カップヌードルでさえ、日本国内において関東と関西で味を変えているのだから。
でも、私には、一つ考えがある。まだここでは書かない。書きたくない。勝算と自身はある。
シンガポールのショッピングモールなど家賃は、坪単価4万とか6万はザラ。
が、シンガポール出店というのは、東南アジア諸国においての店舗展開の、フラッグシップ店になることは間違いないと感じる。ようはアンテナショップ。
まあ、なんであれ、そのあとは、それをやりきるパワーが必要ということも成功の秘訣であると思う。ハイ日本で流行ってるし知名度あるから、ぽーんと出店して肝心な持続するための努力をしなければ、成功するのは難しいと
感じる。と、いろいろ視察しながら、普段使用しない頭をフル稼働。
しかし、シンガポールはいろんな人種がいて面白い。もちろん、料理もベトナムやタイや中国料理にはじまりかなりいろんな業態があるのは、住んでいて面白いなと感じる(住んでないけど)
あとすれ違う、女性のスタイルがいいこと。足フェチの私にはたまらん国です。目移りしすぎて、目ん玉の筋肉が
本当に痛くなってきた。そいでもって、同行している現地法人の方々も、私があまりにもチロチロ見るので、
「江嶋さん、ほんとにお噂通りの方ですね」と。「うん」私 ここで店出したら、開店から約1か月は、毎日、楽しみ。
その後、ホテルに戻り、しばし、今日得たデータ整理。
夜は、ミュー^プランニング吉本社長お勧めの海鮮料理屋へみんなで。
いや~ここの店にある活魚水槽には、心から感動しました。すんばらしい。何よりも大水槽ではなく、独特な仕切りのある水槽を組み合わせて、見て楽しめる設計になっている。
その中には、クエ系の魚、カキ、カニ、ロブスターなど、まるで竜宮城のようにその中で生きている。
さっそく、それらを頼む。でかい。でかすぎる。もちろん大味ではあったが、これは、エンターテイメントとして確実に確立されている。
他の料理もうまかった。ここは、また着たい。デートでも接待でも。
その後、日本人が経営する、日本酒バー?へ移動。これまでうわさでしか知らなかった、吉本社長と話込む。
何度となく、私の店に来ていただいていたのにはとてもうれしかった。
もっと、日本の経営者がアジアで、一旗あげてほしいと切に、話してくれる社長の目には、力強さを感じた。
「まかしてください、魚業態は日本の自慢できるすばらしい文化であることを私がやってみせます」と
いってしまった。だから、やろ。(笑)
今日は、ものすごく、感性が刺激された1日でした。最高。
あと自慢ではないといいつつ自慢ですが、今日初めて会った、方々の中で、私はもちろん知らないですが、
私の名刺の裏をみて、「ええ、私、日本飲食市場視察で、あぶらぼうずとぼうずこんにゃくに行きましたよ。」
と約5000キロ離れたところで、言ってもらったのはうれしかったな~。以下その方からのメール添付(一部削除)
何よもうれしい私の原動力です。
こちらこそ良き意見交換をさせていただき、また日本の外食業界を
これから担う皆様との出会いは大変勉強になりました。
ボートキーの界隈で日の丸が凱旋するのは珍しいでしょうが外食の世界ではぜひ見てみたい光景ですね。
特に先日9月でしたか六本木芋洗い坂で体験した”あぶらぼうず”はまさに
衝撃的だったので、まさかシンガポールでその江嶋様と会えるとは驚きでした。
日本の今を伝えるようなもっとリアリティーの高い日本の会社さんへのイベント+ーシング+お試し短期リースなども提案し検討しています。 いずれにしてもシンガポールの物件も力技で変えていくような海外のプレーヤーが出てこないと活気付かないと思っていたところです。
今年吉田社長とは偶然にもご縁ができて、お世話になりましたが皆様のような日本の侍が海外にどんどん出て成功頂くのが後進の日本の若者に大きな希望を与えると思います。もちろんスーパーバイタリティーで早速明日のランチを取らせていただく流れで行動力もスーパーですね。
シンガポールの家賃についても話題に上りましたが、これも摩訶不思議で探し出すととんでもない格安物件が縁故で出ていたり、けっこう面白いですよ。
江嶋様がやられるような業態は顧客が探してでも行きたいような店、行ったらお客様にバリューを与え続け、ファンがファンを呼ぶようなお店と拝察しました。これはリーズナブルなお値段で顧客に還元頂きたいので、そんな目玉物件などで出店されるのも面白いですね。ぜひ一人の海外に住む日本人としてもそんなお店がこの地にあればと願う次第です。
また近々お目にかかれる日を楽しみにしております。
この店
5キロはある、ロブスター
3キログラムぐらいのタラバガニ 画面左が吉田社長
活魚水槽にいた白でかいカニとでかいマテガイ
このカニ、オーストラリアでいたような。後で調べよう
タラバ(ロシア産)
も一回
でかロブスター
すばらしい、水槽。ろ過層は、全水槽共通。
ひとつひとつの食材が、まるで、陳列されているよう。
今日からさっそく、設計を依頼する私。どれくらいかかるんだろう
それぞれ別の水槽ではないから、ろ過システムが非常に複雑に
なるだろうな。