魚業態開発と店舗展開 | 魚大好き 江嶋力のブログ

魚業態開発と店舗展開

最近、非常に魚業態が、増えている。非常に面白いと思う。増えすぎれば必ず淘汰される時もやってくる。

その時、うちの強みとか戦略を考えるため、一日中、それを考えていた。現在、注目されている魚業態の会社


そして、メニューなど、まるで学者のように(笑)

現在、店舗を増やし続けて、注目されている外食産業がたんくさんあるが、私自身、すごいな~と心底感じるのは

何社しかいない。


それ以外は、必ずすぐ買収されるか、終わるだろうと。その中で、今、いろんなところから、弊社にも、出店依頼が

来ているが、なかなか踏み切れない。出店資金がないわけでもないのだが。


つまり、上記もろもろ合わせた中で、私が常々考えている、料理人が真のデザイナーになり、1店舗をデザインする、そして、全国仕入部隊との魚場情報を、デザイナーがいかに武器にできるかということ。


大量仕入れにより、営業原価を下げ、そして、本部が、メニューを造り、それぞれの店舗のデザイナーに、

g・調理法などを支持し、各店舗味がぶれないように、そして、また、価格も統一させることにより、店舗展開を


図るのが、通常。が、魚業態にそれは通用しないと考える。私が思うのは、現状の店舗、そして、今後展開する店舗すべてにおいて、「魚自体がおいしい」という共通点があれば、それぞれ店舗のデザイナーが自由に、デザイン


すればいいと思う。寿司・フランス料理・中華・鉄板・炭火・・・、なんでもいいから、それぞれのデザイナーが

得意とするデザイン方法を取り入れ、店舗を運営していくことこそ、私のやりたい戦略。


その、ひとつの現われが、「漁師×料理人 あぶらぼうず」かな。


渋谷店は、フランス料理、白金高輪は、寿司料理を、同じ、あぶらぼうずでも、日替わりメニューは、約半分は

全く違う。そして、六本木は、海鮮鉄板が主軸。


名前が売れて、同じお客様がそれぞれ違う店に、いったとしたら、「渋谷と高輪で違うの? ・・・・」と

クレームの対象になるだろうと予想もできるが、その変に関しては、


「魚は多様な側面を持つ、素材。それぞれのプロであるデザイナーが、その日その日届く産地直送魚を

 思うようにデザインしているので」というしかないか(笑)


どの店でも、ある程度の統一感があったとしても、日替わりメニュー等々、どの店舗も同じメニューというのは

魚業態で、どうかなと思いますしね。


そう、料理人はデザイナー、だから、デザインが統一された瞬間、デザイナーではなくなる。