漁港めぐり 伊豆半島へGO
今日は、昨日夜中より、伊豆の伊東→小田原市場→平塚大磯へと行脚。カメラ忘れたので、写真はありません。
その間、知り合いから頼まれていた、ある旅館さんへ立ち寄りました。内容は、お客様におだしする刺身盛の相談
その中の一つに、面白い話がありました。「青鯛の姿造りをあるお客様にお出ししたころ、伊豆では高級魚なのに、こんな魚、出さないで、金目鯛出してほしい」と言われたんです と。このような問題、多いんですよね。実は。
金目鯛は、赤くて確かにうまい、それでもって、脂もあるから、日本人好みといえます。ただ、旅館側は、その日、
いい金目鯛がなくて、青鯛をつかったようですが、それがお客様に伝わってないんです。もちろん、お客様にその
説明をしましたか?とか 青鯛は、伊豆では高級魚ですよ。とかいったのですか?と尋ねると、それはせずに、
メニューを書いて刺盛に入れましたとのこと。
私であれば、さすが、伊豆の旅館、青鯛を姿で出すなんて、本当に地元で獲れた魚を、遠くから来た
お客様に出してるんや と 感動すらします。金目鯛より、青鯛のほうが、明らかに漁獲高少ないし、
夏であれば、ほんまに高い魚ですから。
マスコミや、ネットの発達で、消費者はたくさんの情報を知っている時代ですが、それが、独り歩きするのも
怖いと感じます。金目鯛は、みんな知ってる。でも、青鯛は知らない。まあ、食通しかわからないかもですが。
シンプルにいえば、今回の悩みは、旅館もきっちりお客様に説明しないとあかんとは思うけど、青鯛の味が
わかれば、「いや~、これうまかったですよ」と思うはずなんやけど、どうせ醤油べとべとと食っとるんちゃうの?
とか、勝手に思ってしまう私でした。(ぼやきです、その日の青鯛が鮮度わるかったかも)
話変わって、平塚大磯は、今度、私が別会社として立ち上げる、「産地直送市場 江嶋屋どっとこむ」の中で
関東圏のお客様に、もっと魚を知ってほしいという意味と、魚を獲るのってこんなに大変なんだ~という意味
も含めて、地引網企画なるものを、考えており、その打ち合わせに行きました。
(もうひとつは、単に自分もかなりやりたくてしょうがないのですが)
それだけじゃなく、近くのすし屋にそれを持ち込み、握って、食べてもらうおうとも思ってます。
できるかな~ 200人ぐらいで。
昔サラリーマン時代に、50人対50人の飲み会とか、150人で芝公園で花見大会とかやったことと比べる、
若気の至りの自分がいたりもします。
がんばって成し遂げるぞ~ 自分の趣味のために、いや、お客様と漁師のために。
今日のひとこと
駐車場に戻ったら、ボンネットの上に猫が・・・。頼むから、そっと、どっか行ってね、爪痕がつくかもやからね
とそばによると、なんとなんと、つめ、ひんむいて、「ぎゃおー」と威嚇するんです。おいおいまてよ、それまで
の俺の気持ちは、動物を愛するムツゴロウさんと同じ気持やったのに、「こら、バカ猫、のかんかい~、俺の
車に傷つくやんけ、こら~」と口に出してしまった。なんて、大人げないんやろうと、思いつつ、最後は、
俺の威嚇が勝ちました。やった~