江口組がSNSに取り組み始めたのは、「土木の仕事をもっと知ってもらいたい」という思いからでした。
道路や橋、河川の整備といった公共工事は、地域の安心・安全を守る大切な仕事。
しかし、一般の人たちから見えにくく、「きつい・汚い・危険」というイメージだけが先行していました。
「このままでは若い人が土木を目指さなくなる」
そんな危機感から、まずは自分たちの仕事のリアルを、自分たちの言葉で伝えようと決めました。
SNSでの発信は、最初は手探りでした。どんな投稿をしたらいいのか、どの写真を載せれば伝わるのか。
現場の仲間たちの声を聞きながら、失敗を重ね、少しずつ形にしていきました。
やがて投稿を見た地域の方や高校生、さらには同業他社の方々から「こんな現場の裏側、初めて知った」「土木ってかっこいいですね!」という声が届くように。
それが、江口組にとってSNSの可能性を確信するきっかけになったのです。