「設計から何ヶ月、いや何年もかけてやっと完成した現場。初めて通る車、使ってくれる人の姿を見た時の感動は、言葉じゃ言い表せない。」

 

私たち建設業に携わる者は、この一瞬のために日々努力を重ねています。
机の上の図面に描かれた一本の線。それがやがて道路となり、橋となり、暮らしの基盤となっていく。

 

最初は白紙の上に描かれた線に過ぎません。けれども、その線は人々の生活を支える道筋であり、未来を形づくる約束でもあります。

完成までの道のりは決して平坦ではありません。設計段階での検討、現場での調整、雨や雪といった自然との戦い、予想外の課題やトラブル・・・

 

一つひとつの壁を、仲間と共に乗り越えながら進んでいきます。そこには「図面どおり」にいかない現実が常にあり、だからこそ現場の知恵と経験が生きるのです。