NPO法人地球こどもクラブ

NPO法人地球こどもクラブ

NPO法人地球こどもクラブは、1991年環境庁創立20周年記念の事業としてスタート。

現在活動33年目のNPO法人です。

こどもと一緒に環境を考える活動を行っています。

こんにちは!!きらきら


NPO法人地球こどもクラブですにこ


地球こどもクラブでは、アジアの子どもたちに地球環境の大切さを考えてもらい、どうやったら環境を守っていけるかを一緒に考えていきますにこり手


このブログでは、スタッフ一同が活動日記を更新していきますmemo
ご意見、ご感想をお待ちしておりますきらきら


地球こどもクラブでは、小中学生対象の作文・ポスターコンクールを実施しておりますにこにこ

毎年、日本を含めたアジア各国からすばらしい作品が届いていますLOVE

過去の作品を少しづつご紹介していきます。


その他、地球こどもクラブの活動内容については、下記ウェブサイトをご覧くださいニコ

NPO法人地球こどもクラブ ウェブサイト

http://www.c-earth.org/

 

なお、このサイトに不適切なコメント等は予期なく削除させていただく場合がございます。

あらかじめ、ご了承ください。


地球こどもクラブ事務局


テーマ:地球温暖化

未来に向けて地球温暖化を防ぐために

わたしたちが今からできる事

 

環境に対し、日ごろの生活の中で実行していること、体験したこと、考えたことなどを作文やポスターにして送ってください。「地球温暖化」をテーマにしたものであれば、題名・内容は自由です。
【応募資格】2024年4月(新学期)現在、 小学4年生~中学3年生
【参 加 国】日本・韓国 計2ヶ国
【応募方法】《作文》※国内のみ
・1人1点、未発表の作品
・400字詰め原稿用紙3枚以内(1,000文字以上1,200文字以内)
・メールでの応募も可  E-mail: info.cearth27@c-earth.org
・作文1行目に題名、2行目に学校名・学年(新学年)・氏名を記入する。

 《ポスター》
・1人1点、未発表の作品
・四つ切りサイズ(38×54cm)の画用紙を使用(縦横自由)
・画材は自由
★指定の「応募者シート」または別用紙に、下記①~⑧を明記し、作文に添付またはポスターの裏面に貼付する。
※「応募者シート」はホームページからプリントできます。
①作品のタイトル ②氏名(フリガナ) ③郵便番号・住所 ④電話番号
⑤学校名(フリガナ) ⑥学年(新学年) ⑦性別 ⑧コンクールを何で知ったか?

個人情報は当クラブにて厳重に管理し、入賞の通知以外の目的では使用いたしません。
【審査基準】素直な表現力と豊かな発想力を競う。
【締め切り】国内作品:2024年5月20日(月) 当日消印有効
      海外作品:2024年5月27日(月) 当日消印有効

【賞】作文部門・ポスター部門 各賞授与
内閣総理大臣賞:小・中学生 1名
外務大臣賞  :小・中学生各1名
文部科学大臣賞:小・中学生各1名
環境大臣賞  :小・中学生各1名
地球こどもクラブ:若干名

【審査委員】アグネス・チャン(歌手)岡崎 友紀(女優)金子 良恵(なの花書道会会長)環境省より1名

【発  表】2024年6月下旬(予定)
入賞者または学校への通知
地球こどもクラブホームページ(https://www.c-earth.org)にて発表

 【授 賞 式】2024年8月8日(木)に、入賞者を東京へ招待して開催
アジアの子供たちの交流を兼ねた環境体験学習やシンポジウムも同時に開催
《主  催》NPO法人地球こどもクラブ

《後  援》外務省、文部科学省、環境省、NHK、フジテレビ、テレビ朝日

《助  成》(財)長岡育英会

《協  賛》(株)キホー、(株)ナリコー、有起商事(株)、(株)諸岡建設、(株)NIXIA、グリーンエフ・ジャパン(株)、(株)コーケン(順不同)

 

 【応募・お問い合わせ先】

〒107-0052 東京都港区赤坂7-6-15赤坂ロイヤルビル101

TEL:03-5797-7293 FAX:03-5563-9080

NPO法人地球こどもクラブ 「作文・ポスターコンク-ル」係

ホームページ https://www.c-earth.org
メール    info.cearth27@c-earth.org

内閣総理大臣賞

 

タイトル:【輝く命のために】

       熊本県 中学校3年生 田中 ひかる

 

 自宅近くにある江津湖周辺の生き物達は、私に様々な表情を見せてくれる。天から降ろされた一本の白糸のように直立不動で獲物を狙うサギの神聖さ。清らかな流れの中で泳ぐ鯉の優雅さ・・・。柔らかな水音を聞きながら、水辺の生き物と過ごす時間は、一枚の透明な膜で覆われたように、外界の煩いを忘れさせてくれる。私にとって大切な時間である。

 

 その水辺や水中に住む生き物が脅威に晒されている。特に海洋生物に大きな被害があるという。原因は、プラスチックごみによる海洋汚染だ。例えば、体重百キロを超えるウミガメが一回の排便で出したプラごみは、幅1メートル、高さ五十センチのケース内に山積みになるほどだという。一匹のウミガメから、これだけのごみが排出されたとすると、海に流出したごみの総量はどれほどなのか・・・。考えただけでも恐ろしくなる。

 

 プラごみは、ポイ捨てなど陸上で適切に処理されなかったプラスチック製品が河川に流れ込んで発生する。私が住む地域のポイ捨て状況はどうか。自宅周辺を歩いてみた。すると、ペットボトル、菓子やパンの包装袋などプラスチック製品が数多く落ちている。中には、コンビニ近くの電柱の下に残飯が入ったままの弁当容器と飲みかけのペットボトルが放置されているものもあった。ほんの数秒歩けば、コンビニに設置されているごみ箱があるというのに・・・。簡単に手に入れた食べ物を腹を満たすためだけに食べ、自分が出したごみの始末もせずに立ち去る 食べ物に対する感謝の気持ちなど感じられない行為に、何か大切なものを失ってしまったような気がして気持ちが沈んだ。容器を拾い上げた手の感触が、その時感じた寂しさと共に、今もありありと残っている。

 

 この春訪れた水俣市は、「公害の原点」と呼ばれる水俣病が発生した地である。水俣の悲劇を二度と繰り返さないという決意のもと、市民一人ひとりが水俣の自然を守り伝え、責任を持って環境再生や環境保全に努力している。市民のごみ減量とリサイクルを進めて行こうとする意識は高く、その活動は生活の一部のように人々の暮らしの中で息づいている。だからだろう。夕日に染まった不知火海は、思わず感嘆の声がもれるほど美しかった。

 

 プラごみによる海洋汚染を知った事で、私の身の回りは数え切れないほどの便利さで溢れている事、しかし、そのほとんどが削減できたり不必要な物であることに気づいた。それらの気づきが、利便性と効率性を重視してきた私の価値観に変化を与え、今、私は環境に配慮した暮らしに努めている。問題の解決には、他の誰でもない私達一人ひとりが、事実を知り、考え、行動することが大切で、そこには意識の変化も求められるだろう。

 

 美しい自然が、現在と未来の命を輝かせるのだと私は確信している。