かつて、明石家さんまさんにもらった
お年玉の１万円を「サンマ」と名のつく
馬に賭けることを毎年の恒例にしている
芸人さんが、ある年、１２０万円を手にした
伝説を聞いたことがありますが・・・。
実は、マンカストラップが出走した１１レースの
直前に、「チダイ」の名のつく馬が出走しました。
その名も、「イチダイ」。
もちろん、「ちだい」である僕は、馬券を買い、
この馬を応援することにしたんですけれども、
結果はどうなったのかと言うと・・・！
９頭中２番人気で、４着。
馬券にカラむこともなく、まったく活躍できない。
まさに、「ちだい」をそのまま表すような結果に。
ぶっちゃけ１００円なので痛くもないんですけど、
「しっかりしろよ！」と言いたいです。
と、そんなことをしているうちに、Twitterから
衝撃のニュースが飛び込んでまいりました！
なんと、翌日のメインレースは「桜花賞」という
ビッグレースなんですが、このレースに出走する
ソウルスターリングという馬に、１人で３１３３万円
賭けちゃったオッサンがいるそうなんです！
実はこのオッサン、ソウルスターリングが
出走するたびに大金を転がしているようで、
膨れに膨れ上がった３１３３万円を全額投資！
バケモノみたいな賭け方をするオッサンが
登場してしまったせいで、桜花賞のオッズは！
倍率が１．１倍！
ソウルスターリング以外、すべて１０倍以上に
跳ね上がる衝撃的なオッズになり、その結果、
仮にオッサンが的中しても、３１３３万円という
巨額の投資に対し、３１３万円しか儲からない。
めっちゃくちゃ大ギャンブルです。
もはや男気を感じずにはいられません！
最終的には１．４倍まで回復したようですが、
さすがに３１３３万円賭けるのは無理でも、
少しは大ギャンブルオジサンの気持ちを
味わってみたい！
ということで、１０００分の１ではございますが、
僕にとっては十分に巨額の３０００円を投入！
ソウルスターリングと一緒に心中する気持ちで
「桜花賞」を応援することにしました。
満開の桜の下、新たな伝説の始まり！
僕たちはその瞬間を目撃しようとしているのです。
その伝説に、３０００万円払うオジサンの気持ちは
わからなくもありません。さあ、運命の瞬間・・・。
スタートしました！
出遅れる馬はおらず、きれいなスタートです。
運命を託したソウルスターリングも上々でした。
道中は中団につけ、かなり良いポジションです。
３０００万円を賭けたソウルスターリングにとって、
最高のレース展開。危ないところがまったくない！
最終コーナーを回って、最後の直線に入りました！
単勝１．４倍ということは、４２００円になる計算です。
１２００円あったら、牛丼が３個は食べられる計算で、
ガールズバーの女のコに１杯ぐらいならオゴれます。
さあ、夢を見せてくれ、ソウルスターリング！
ソウルスターリングのお父さんは、通算戦績が
１４戦１４勝で、そのうちＧ１レースを１０勝したため、
「怪物」と呼ばれたフランケル。その娘が仁川の桜が
満開に咲く競馬場で、新たな伝説を作るのです！
ここからケタ違いの末脚を見せ、他の馬々を
蹴散らすのが、いつものソウルスターリングです。
行け！行け！行け！行け！
３０００円あったら、牛丼を７杯ぐらい食べられる！
１時間ぐらいならガールズバーにだって行けます！
ソウルスターリングが負けるのだけは許されない！
うまい棒だったら何本食えるでしょうか！
百歩譲って、この馬に一生を賭けて３１３３万円も
ぶち込んでいるオジサンが、どこかにいるんです。
ソウルスターリングが負けたら首を吊ることになる！
来てくれ！ 伝説を見せてくれ！
・・・ふぁっ！？
オジサンの人生が終わりました。
ソウルスターリングに３１３３万円もぶち込んだ
勝負師と呼ぶべきオジサンが完璧に終わりました。
圧倒的な１番人気のソウルスターリング、３着。
優勝したのは、過去にソウルスターリングと対戦し、
３着に敗れていたレーヌミノルという馬でした。
この馬を買っていたら、気持ちいいだろうなぁ！
しかし、ソウルスターリングに人生を賭けていた
オジサンと僕の夢は、桜とともに散ることになり、
レースは８番人気のレーヌミノルが勝利し・・・。
単勝は４０８０円。
１００円賭けていたら、４０８０円になって返ってくる。
ちなみに、ソウルスターリングがクビの差で３着に
入りましたが、もし４着のカラクレナイが３着ならば、
その３連単の馬券は、４５万１２４０円だったのです。
競馬というのは、穴馬に賭けると夢があります。
滅多に当たらないんでしょうけど、好きな馬がいて、
その馬に賭け続けたら、何かがあるかもしれない！
マンカストラップに賭け続けますかね。
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