先日、世界の任天堂先生が新型ゲーム機の発売を
発表しました。その名も、「Nintendo Switch」。

 

どんなゲーム機かと言うと、家でもゲームができて、
出かけた先でもゲームができる1台2役のゲーム機。
コントローラーを分離できて、対戦や協力プレイが
可能になるデザインになっています。

 

 

ところが、この新作ゲーム機が発売された瞬間、
任天堂先生の株価が著しく値下がりしてしまいます。
つい最近まで「ポケモンGO」で高騰していたのに、
一気に大暴落してしまったのです。

 

「売れない予感がする!」

 

売れる予感がすれば株を買い増しているので、
今頃は任天堂の株価が高騰しているはずですが、
大コケする予感さえある新型ゲーム機が発表され、
株主たちが一斉に任天堂の株を売りまくったのです。

 

「こういうことじゃないんだよ、任天堂先生!」

 

株主たちは強烈に「ノー」を突きつけました。
家でも出先でもゲームができる新型ゲーム機を
世の中のゲームユーザーたちは望んでいないという
ダメ出しをされてしまった形になります。

 

任天堂先生では、2013年2月に、据え置き型と
携帯型に分かれていたゲーム機開発部門を統合して、
2014年6月に新開発棟も完成させました。

 

部署を統合したことで、据え置き型と携帯型を
合体させたら面白いんじゃないかと思ったのかも
しれないのですが、実はあんまり意味がないかも
しれなかったのです!

 

「どうせ外に持ち歩くのなら
ニンテンドウ3DSがいい!」

 

まず、ニンテンドウ3DSの方がコンパクトです。
そもそも持ち歩くことを前提に作られているため、
外に持って行く時に、デザインがスマートです。

 

出かけた先で、みんなでゲームをしたくなった時、
コントローラーを分離すれば2人で楽しめますが、
1つの小さな画面を2人で共有することになって、
自由な体勢でゲームを楽しめません。

 

ニンテンドウ3DSなら、それぞれに画面があり、
対戦も協力プレイも、それぞれの視点で楽しめて、
それぞれが立ったり座ったり寝転がったりと自由な
体勢でゲームができます。

 

「ニンテンドウ3DS」は全世界で4000万台を
売り上げており、既に4000万人が遊んでいます。
一方、「Nintendo Switch」は、0人からの開拓です。

 

しかし、ゲーム機のコンセプトが似ているせいで、
ライバルは「ニンテンドウ3DS」になってしまい、
いわゆる「カニバリズム」が起こると考えられます。

 

そして、これこそ最大の欠陥だと思いますが、
「ある時は据え置き型、ある時は携帯型」という
そもそものコンセプトを誰も望んでいない可能性が
プンプンしているのです。

 

そんなに便利じゃなくね?

 

発表した瞬間、株主から「絶対に失敗するわ!」
三行半を突きつけられた新型ゲーム機は、株主たちの
予想に反し、世界的大ヒットを巻き起こすでしょうか。