歌舞伎町に来るたび、考えることがあります。
それは、この看板の店に行ったら、どんなことに
なってしまうのかということです。
ナンパは通常、男が女に仕掛けるもの。
「逆ナン」なので、女が男に仕掛けてくるという
夢のような世界が、ここにはあるというのです。
「お兄さん、今日は私、ムラムラしているの。
歌舞伎町のホテルで、頭を振り回す歌舞伎役者と
同じぐらい、アレを振り回してほしいな!」
「ダメ、お兄さんは私のものよ。私が下半身の
チョコバナナクレープを食べてあげる。どこから
生クリームが出てくるのかな!」
「アナタたち、見苦しいわ。ちだいさんは
童貞なのよ。アナタたちのような性なる野獣を
相手にしないわ。私が優しく添い寝してあげる!」
僕は昼から何を妄想しているのでしょうか。
こんな世界があったら、毎日のように通って
しまうんですけれども、行ったことはないですが、
現実はこんな夢のような世界になっているはずが
ございません。
おそらく場末感の漂うモリモリにつけまつ毛を
盛りまくった汚いギャルが、システマチックに
逆ナンと称し、いくらでセクロスするみたいな
話をしてくるだけでしょう。
「チェンジ!」
僕はあの歌舞伎町でナンバーワンを争っている
キャバ嬢のようなお姉さんとベッドインしたい!
一体、いくらかかるのでしょうか?
そんなことを考えながら、まだ時間があったので、
華麗にカレーうどんを食ってやりました。
その後の仕事は、かなりワチャワチャしながらも
無事に終了し、家に帰って、何もせずに寝ました。
翌朝は、かなり早く起きて、法事に出かけました。
法事に行く途中の電車の中で、原発ニュースの
原稿を書くために、東京新聞と日経新聞を購入。
やっぱり4月24日に投開票されるゲス不倫問題で
辞任した宮崎謙介の京都3区の補欠選挙が気になり、
京都に行って取材してこようと思っています。
最近のお寺は、だんだん変わってきています。
これから団塊の世代が徐々に亡くなっていくため、
20年くらいは「死」に関するビジネスは黄金期を
迎えると言われています。
お寺はビジネスとは異なりますが、商売的な観点で
見た時には、かなりユニークで、そのメカニズムを
一般的なビジネスに落とし込めれば、さらに面白い
ビジネスを作れるかもしれません。
内装や置物が「仏」で統一されたエンタメ要素を
持っているというのも、寺の経営に結びつくはずで、
僕が法事で訪れた寺は、住職が敏腕な女性であるため、
細かい部分でユニークな演出や心遣いがありました。
例えば、みんなが座るところには電気カーペット。
さらに、膝掛けも完備されています。一般的に寺は
寒いですが、こんな心遣いは女性住職ならではです。
昔ながらの石頭で考えれば、寺が寒いのは当然で、
それも含めて供養なのだと思うかもしれないのですが、
法事には老若男女が参加し、時には妊婦も参加します。
あまり体を冷やさない方が良い人もいるわけですから、
こういった心遣いは重要だと思います。
お寺の待合室や廊下は、すべてバリアフリーで、
明るい雰囲気です。荘厳な雰囲気を演出することも
可能だと思いますが、シンプルでポップな造りです。
「弘法の間」みたいな部屋のネーミングも
昔だったら部屋の名前にするなんてとんでもないと
怒られたかもしれませんが、若い感性が世界を変え、
仏をもっと身近なものに変えてくれるかもしれません。
待っている間にお茶とお菓子が出てきたのですが、
添えられた紙にはスタンプ。これこそが演出です。
こういう小さな演出が経営を大きく変えていくので、
僕も見習いたいなと思ったところです。
法事の後は、着替えてホリプロのお笑いライブに
行ってきました。詳しいことは、また明日、お届け
いたしましょう!