皆さんは、僕が細川さんを応援していたら、

今頃、細川さんが舛添さんに勝っていると

お思いでしょうか?


僕が細川さん支持して、応援するだけで、

2倍以上の差がある舛添さんを大逆転して、

細川さんが都知事になるとお考えですか?


もし、僕の才能をそれほどまでに信じて

いらっしゃる方がいるのなら、申し訳ない。

しかし、99.99%の人は、僕が応援すれば

2倍以上の差を大逆転できたなんて、微塵も

思っていないことでしょう。


だったら、僕が誰を応援しようと

僕の勝手じゃありませんかね?


仮に、僕のブログを読んだ人たちが全員、

細川さんを支持していたのに、宇都宮さんに

寝返ったとして、それがなければ舛添さんに

勝つことができたのでしょうか?


「そうだ、ちだいは天才だから、舛添との

2倍以上の差でさえ、1人で逆転できる」

おっしゃるならば、ひとまず話を聞きましょう。

それは、僕が日本の未来を変えてしまった

可能性があるからです。


ただ、そうでないなら、「なぜ俺と同じ意見

じゃないんだ!」というだけの話ですよね?


「知らんがな、ボケ!」


考えが違うごときで、見損なっただの、

縁を切るだの、そんなマヌケなことばっかり

言っているから、誰も政治のことを語らないし、

選挙に行くのが面倒臭くなるんです。


投票率を下げている張本人が、

オマエだってことに気づけよな!


僕は自分の目で見て、確かめているんです。

自分の目で見た人の情報をたくさん聞き出し、

ブログに書けないような話を山ほど集めた上で、

自分なりに考え、結論を出している。


負けが決まって、早々にTwitterを辞めた

小泉さんと細川さんが、どういう関係なのか。

なぜ小泉さんが「もう選挙活動をやめる」

言っているのか。自分の目で見て確かめてきた

人の話を、あなたは聞いたことがありますか?


細川さんが、どのように立候補を決めたのか。

細川さんが、どの程度、脱原発を考えていて、

そのまわりの人がどう動いているのかを見て、

聞いて、感じて、それで物を申していますか?


「勝てない候補である宇都宮さんを捨て、

勝てそうな細川さんを支持するべきだ」

言いながら、結果的に、宇都宮さんの方が

得票数を上回っているなんて、滑稽ですよ。


完全に見誤っている。


「細川さんこそ本物なんだ!」という人以外、

お話にならないんです。本物だから細川さんに

投票しているなら、あなたの意見を尊重します。


しかし、現実はもっと残酷じゃないですか!

宇都宮さんと細川さんの票を足したところで、

舛添さんに勝てていない現実を踏まえるべき。

オーディエンスにとって、「原発問題」なんて、

その程度のことなんです。


小泉さんの力を借りたところで、

オーディエンスに響いてません。


UTU044


今回の選挙、なぜ宇都宮さんが2位なのか。

それは、宇都宮さんの政策が「脱原発」だけ

訴えているわけではないからだと思うのです。

さっそく政策を見てみることにしましょう。



■ 働きやすく暮らしやすい街。


東京を世界一働きやすく、暮らしやすい街に

しようというのが、宇都宮さんの第一の政策。

待機児童をゼロにするため、許可保育園の

定員を増やし、子育てサポートセンター設置。

児童相談所を大幅に増やし、医療費無料化を

18歳までに拡大します。



■ 環境・防災・減災を重視。


経済を守るのではなく、命を守る防災意識を

しっかりと条例化。どんなに予算をぶち込んで

耐震化を進めても、絶対に犠牲が出ないとは

言えないので、「防災」だけでなく、「減災」

考えることも進めていく。


一極集中型の都市政策では脆弱なので、

首都直下型地震に備え、機能を分散させる。

富士山の噴火に対しても、対策をしていきます。

大気汚染医療(気管支ぜんそく)の無料化制度。

マンションや団地での孤独氏を無くすために、

「見守り市民活動」の支援なども実施します。

生活困窮者を減らし、ギャンブル依存型社会を

なくすために、カジノ開設には反対します。


八ツ場ダムに都の予算は使わず、築地移転を

前提とはしません。1400億円の税金を使った

新銀行東京は精算します。中小企業予算拡大。

職人志望の若者が参入できるように支援をして、

最低賃金を引き上げても中小企業に経営補助。

中小企業こそ東京の地域経済を支える重要な

存在であると認識します。



■ 原発再稼働と輸出を認めない。


東京都に避難している6000人以上の避難者に

積極的な賠償を求め、東京電力の責任を追及。

東京都として、「脱原発都市宣言」を発します。

東京電力には経営方針を脱原発に転換するよう

提案し、福島第一・第二原発、柏崎刈羽原発の

全炉閉鎖を株主提案。柏崎刈羽原発の再稼働に

断固として反対します。


自然エネルギー、省エネルギーの導入を

積極的に進め、屋根貸しビジネスも推進し、

太陽光パネルを設置しやすいようにします。

スマートグリッドや水素燃料電池の活用を進め、

天然ガス発電の大規模導入を引き続き推進し、

国に先駆けて電力事業の自由化の範囲を拡大。


脱被曝政策を進めます。


放射性物質の拡散が心配される瓦礫焼却は、

いったん凍結し、専門家を集めて公開検査し、

都独自の「食品安全規制」を進めていきます。

食品や土壌などの放射能測定ネットワークを

構築していきます。



■ 子供が生き生きする教育現場。


格差なく学べる教育を進めるために義務教育の

無償化を実現し、給食代や制服台なども無償。

公立高校の授業料無償化を継続し、私立高校の

所得制限付き授業料無償化を導入します。


障害のある子供たちの教育を受ける権利を

保障します。石原都政のもとに切り捨てられた

特別支援学校を10校から20校に増設します。

大学生の奨学金は、「莫大なローンの借金」。

そこで、東京都では授業料補助制度や給付型

奨学金制度を導入します。


中学や高校にどんな教育が必要かを再検討。

小中学校の学校選択制、小中一貫教育などを

幅広く議論し、子供が生き生きする教育現場に。

日の丸・君が代を強制した石原都政の改革は、

もう一度、見直します。



■ アジアに平和を発信する。


東京から核兵器のない世界を発信します。

東京、北京、ソウルの3都市で平和国際会議。

靖国参拝や集団的自衛権など、アジア諸国と

対立をあおる安倍政権の政治を東京から変え、

特定秘密保護法の廃案を目指し、知る権利の

モデルとなる東京を造ります。


沖縄県や神奈川県などに呼びかけて、

普天間基地や横田基地の即時返還を求め、

「米軍基地をなくし、9条を実現する会」

立ち上げることにします。


外国人や性的マイノリティの人に住みやすい

街づくりに。在日の子供にも教育を受けられる

権利を保障し、表現の自由を守る。クラブでの

ダンス規制など、不要な規制を無くす。


副知事には女性を任命し、都庁や外郭団体の

幹部の女性の割合を増やし、障害者や女性の

雇用が守られるように配慮。都財政の無駄を

省くために、利権や疑惑のない運営をします。



■ オリンピックはコンパクト開催。


オリンピックの財政は透明にして、都民に公開。

「平和」のメッセージを世界に発信していきます。

4000億円を超える都のオリンピック基金は、

大型インフラ開発だけでなく、障害者を含めた

都民全員が日常的にアクセスできる身近な

スポーツ施設の整備や健康づくりに充てる。


東日本大震災の被災者、福島第一原発事故の

被害者の皆さんからも意見を募集し、多くの人に

喜んでもらえる、心のこもった大会を目指します。



■ カネと利権から決別する都政。


猪瀬都知事の5000万円問題の全容解明。

カネと利権から決別した都政を実現するべく、

入札などを癒着のないように工夫します。


UTU045


ご覧のように、宇都宮健児さんの政策は、

「脱原発」だけを焦点にしているわけでなく、

中小企業の支援も含めた、幅広い政策です。


そして、僕が宇都宮健児さんの政策の中で、

最も魅力を感じたのは、「脱被曝」を明言し、

放射能について真剣に考えるという取り組み。

これが細川護煕さんに欠けている部分です!


ちなみに、宇都宮健児さんの政策が完璧かと

言われたら、賛否両論ある部分も確かにあり、

例えば、「外国人参政権を検討する」政策。

60万票取った田母神閣下を支援する人々が、

何よりも恐れているのが、外国人参政権です。


日本に永住権を持ちながら、外国籍を保つ。

戦後、日本に残った朝鮮国籍の居住者たちに

どこまで優しくできるかという議論になります。

外国人に政治を乗っ取られることはないけれど、

在日の人たちの「生き方」を認められるかが

問われています。


ヘイトスピーチが認められ、嫌韓論がブームの

現在の日本では、かなり難しいかもしれません。

ヤーマンの世界は、まだまだ遠いと言えます。


高齢者や障害者をはじめ、

すべての人々に優しい政策を

掲げているのが、宇都宮健児。


限りなく理想的な政策を掲げた候補でしたが、

16回も政策討論会が中止になり、政策の良さが

伝わらなかったことも、敗因の一つだと思います。

このあたりの解説は、また後日、お届けします。