皆さんは、先日の皆既月食を見たでしょうか?


噂によると、いつもの黄色い月が少し赤く見え、

それはそれは神秘的な光景だったそうですが、

どこぞのカップルは、二人で月を見上げた後、

そのままベッドに入り、2つあるお月様的なヤツに

チューをしたり、吸ったりしていたとかナントカ・・・。


「中秋の名月」ならぬ、「チュー吸うの名月」

言ってるヤツがいたら、そいつは100%オッサン

じゃないかと思いますけど、平日の昼間から誰も

笑わない下品な下ネタにクソダジャレを乗せて、

サラッとお届けしてしまうのが、このブログの欠点。


これさえなければ、もう少しアクセス数も伸びて、

情熱大陸で追われるようなパワーブロガーとして

活躍していたかもしれないのに、その道を自らの

手でねじり潰し、「チュー吸うの名月」だそうです。


なぜ、あの時にスリップして欄干を突き破って

崖の下に落ちなかったのか。こういうヤツこそ

早くくたばればいいのかもしれませんけれども、

どうやら生命線は無駄に長いようです。


さて、そんな皆既月食なんですが、関東に住む

多くのスイーツ(笑)が、「皆既月食キレイ!」

騒いでいる頃、僕は生死をかけ、雪上グランプリの

超ハードコースを必死に走っていたわけですけど、

ちょうど皆既月食が見頃になり、赤くなった月に

人々が興奮している頃は、僕は何をしていたか。


陸前高田の瓦礫の山の近くで

赤く点滅する光を見ていました。


もちろん、それは月ではなく、サイレンの光。

みんなが夜空を見上げ、楽しんでいる時間帯。

陸前高田の消防隊は、瓦礫から立ち上っている

煙に向かって水をかけていたのです。


しかも、その日の陸前高田は曇っていたため、

まったく皆既月食の様子を見ることができず!


改めて、八戸市から野田村、普代村、田野畑村、

宮古市、山田町、大槌町、釜石市、大船渡市と

津波の被害を受けた場所を順番に回ってきて、

もちろん、どこもかしこも被害は甚大なんですが、

陸前高田市のそれは、あまりにも規模が大きい!


前々からそうは思っていましたが、改めて見て、

皆さんにも陸前高田市の様子を生で見ることを

強くオススメしたいと思っています。


震災から9ヶ月経って、何か変わったのかって

言われたら、僕は5か月目から見ていますけど、

何も変わっちゃいないというのが、実際のところ。


変わったのは、東京や大阪で暮らす人たちの

気持ちが、「東日本大震災は過去のこと」

片づけられ始めていることではないでしょうか。


しかし、実際に被災地が深刻になってくるのは、

雇用保険が切れ、仕事も収入もないというのに、

生きなければならなくなる、これからなんです。

この状態をどうにかしなければならないのですが、

こんなことは僕が考えても、とても解決しません。


だからって、考えなくていいのかと言ったら、

そうではないわけで、1人より2人、2人よりも3人、

30人、300人で考えたら、何かいいアイディアが

浮かぶかもしれないじゃないですか。


まずは、何かしたいと思うことが大切ですよね。

ほとんどの人は、それすら思っていませんから。

「どうせ自分には何もできない」と言っているし、

何もやろうとしていません。


酷い時には、「まだ被災地やってんの?」と、

「飽きないの?」みたいに言われる始末です。

飽きたとしても、やめられないでしょ、これじゃ!


僕が今、被災地でやりたいと思っていることは、

被災地に「娯楽」を作りたいっていうことです。


被災地を知らない人は、「支援金をもらって、

パチンコするとは何事だ!」みたいに思って

いるみたいですけど、パチンコが唯一の娯楽に

なっている側面は、確かにあると思うんですよ。


だって、何もないんだもん!


今の日本は、「パチンコは絶対に悪い」という

価値観になりつつありますけど、数ある娯楽の

一つとして存在する分には、僕は悪くないって

思っているんです。


そりゃ街中がパチンコ屋だらけになったら

節操がないと思いますけど、パチンコに代わる

娯楽も用意できないくせに、パチンコはダメとは

言えないんじゃないかと思うんですよね。


パチンコより面白いテレビ番組を作れない!

パチンコより面白いラジオ番組も作れない!

そのくせ、パチンコはダメとか言い出したら、

ただのクソ野郎じゃないですか!


面白いことをしないといかん!


そのためには、やっぱり現地に足を運んで、

いろんな人たちの話を聞かないといけません。


皆既月食の日は、残念ながら曇っていたので

月は見えなかったけれど、月を見るのはタダ。

「お月見会」なんていうのをやっても面白いと

思うのだけれど、「やろう!」と言う人がいないと

どんなイベントも成立しないんですよね。


僕の仕事は、それです。


東京の人たちが、赤くなった満月を見ている頃、

陸前高田の人たちが、赤いサイレンと煙を出す

瓦礫の山を見ているんだと思ったら、やはり僕は

力不足だと感じるわけです。


偉い人を動かすパワーもない。それすなわち、

才能がないってことなんですけど、そんな僕が

どうにかしたいと思った時は、どうしたらいいか。


もっと本気を出す。


まるで中二のような「精神論」になっていますが、

やりたいことが多すぎて、どれも中途半端にしか

進まないとしても、ペニーフォールじゃないけど、

ミリ単位だとしても、少しずつ地味に推し進めて

いかないといけませんよね。


みんなが驚くことをしたいな!


これからますます忙しくなるかもしれませんが、

できる範囲でコツコツとやっていきたいですね。


さて、途中から難しい話になっちゃったので、

全然関係ない話をしようと思うんですけどね。