昨日、東日本女子駅伝が開催されました。

女子中学生や女子高校生の若い女のコたちが、

原発20km圏内に匹敵する高線量の中を走る!


この国は、イカれています!


優勝した神奈川の選手が、インタビューの時に

「福島で走れることを誇りに思う」と言いました。

きっと、選手たちは本当にそう思っていたでしょうし、

福島の人たちを元気にしたかったのでしょう。

だからこそ、僕は怒りがこみ上がってきます!


選手たちの想いが、悪いことに

利用されてしまったことにです。


今回、駅伝を走った選手に罪はありません。

利用したヤツらが、人間のクズなんですから!

「住んでいる人がいるのに!」とか言っている

人たちには、これを機会に頭を冷やしてほしい!


福島は今、あのソ連ですら住民を

避難させた所に人が住んでいる!


日本政府の対応は、はっきり言って、ソ連よりも

劣っているんです。そもそも人が住んでいるのが

おかしいのに、「人が住んでいるんだぞ!」とは、

もはや悲劇でしかありません!


「住むのは良くて走るのはダメだ!」なんて

一言も言ってません。むしろ、逆なんですから!


走るのがダメなんだから、

住んでいいはずがない!


今日の駅伝コースの近くに住んでいるという

妊婦、乳児、幼児、小学生、中学生、高校生!

一日でもいいから、少しでもいいから福島を離れ、

冷静になれる位置から福島を見てみてください!


マジ福島ヤバいから!


こういうことを言うと、「放射脳」とか言われて、

頭のおかしい人だと言われちゃうんですけどね。

福島にいる人たちには、気づいてほしいんです。


福島県の公認アドバイザーである山下俊一は、

「ニコニコしていれば、放射能は来ない」って

言ってましたけど、本当は、ニコニコしていたって

放射能は来るんです!


8ヶ月住んでいても、特に健康に影響もないし、

みんなが安全だというから、これからも放射能を

気にしないで、暮らしていくつもりなんですよね?

原発20km圏内に匹敵する高い放射線の中で!


ダメに決まってるじゃないの!


今の日本は、「不安にさせるな!」という意見が

大半を占めて、病気になるより、不安になる方が

いけないみたいな空気になっているんですけど、

こんな考え方で、本当にいいんでしょうか?


今、福島の人たちは、新型のインフルエンザの

可能性があると言われているのに、そんなのは

普通の風邪に決まってんだろうと、楽観論者の

人たちが、「不安にさせてはならない」と言って、

風邪薬を出しているようなものなんです。


風邪じゃなかったら死ぬのに、

誰が責任を取るんでしょうか。


もし、多くの人がバタバタと病に倒れ始めた時、

「おい、政府や東京電力の野郎ども!」って

怒ったとしても、きっと長くは戦えないんです。

なぜなら、その時には、自分も病院にいるから!

そして、衝撃の事実を言いましょう。


死ぬのは大歓迎です!


死んでくれたら、お金がかからないからです。

政府や東京電力にとって、最も都合がいいのは、

死んでくれることです。生きて賠償を請求されて

面倒臭いより、「どうして病気になったのかな。

放射能のせいじゃないよね」と言いながら死ぬ。


「ノーマネーでフィニッシュです!」


僕は、福島の人に死んでほしいなんてことは

一言も言っていません。生きてほしいのです。

死ぬのが大歓迎の人たちの言うことを信じて、

まんまと死んでほしくないと言っているのです。


今、政府やメディアが必死に展開している

「放射能を気にしないで生活しましょう」

キャンペーンは、福島の人たちに、放射能は

そんなに危なくないと思ってもらうことによって、

国民の批判を、自分たちに向けないための

極めて卑劣で、クソみたいな作戦なのです。


普通に考えてくださいよ。もし、放射能が本当は

危険なものだったら、皆さん、どうしますか?


ブチギレるでしょ?


「テメエ、俺の家族が住む大切な家に、

何を撒いてくれとんねん!」と、東京電力の

のらりくらり会見しているブースカ野郎の首を

死ぬ一歩手前までギューッと絞めるでしょ?


そうされると困っちゃうんです。

せっかくの金儲けシステムが

崩れちゃうと、ウマくないから。


ですから、やることは一つしかないんです。

本当は危険でも、安全だとごまかすしかない!


まさか皆さん、今回の「東日本女子駅伝」が

わざわざ福島で開催された理由が、福島の

復興を願ってのことだと思っていませんか?


単純に被災地の復興を願いたいというのなら、

わざわざ福島でやらなくても、陸前高田だとか、

気仙沼あたりでやってもいいはずなんです。

だけど、どうしてわざわざ福島だったのか。


本来なら、高い放射線量に配慮して、市内でも

比較的線量の低い場所でやるべきなんですが、

線量の高い場所を走ることに意味がある!


「放射能安全キャンペーン」です。


女子中学生が走ることで、「あぁ、そんなに

放射能を気にする必要はないんだな!」

思っていただけたら、この駅伝は大成功です。


テレビを見ている人たちに、「放射能のことを

あんまり気にしない」という習慣をつけさせる!


これまで政府やメディアが繰り返しやってきた

方法ですけど、実際、これによって多くの人が

まったく放射能のことなんて気にしていないし、

「危ない」という人が少数派すぎて、おもいっきり

悪者みたいになっています。


しかし、ちょっと考えたら、わかることなんです。

駅伝の折り返し地点が、ちゃっかり果樹園の前に

設定されているのは、どうしてだと思いますか?


テレビ中継で、福島の果物を

全国の人にPRするためです!


中学生や高校生の女のコたちが、何のために

タスキをつないで、フルーツラインを走ったか。

選手たちの練習の成果や夢のためじゃない!


果樹園に行くためです。


選手たちは、べつに「ベクレル数が非公開の

福島産のリンゴ」を宣伝したいと思って走って

いるわけではありませんが、テレビの視聴者が

見たものは、選手たちが果樹園の前を次々と

折り返すシーンに、カットインで飛び込んできた

「福島県産の果物のインサート映像」です。


そして、さっきまで駅伝の解説のおばちゃんが、

「私もおいしくて大好き!」と言うわけですよ。

これは、「私は放射能を気にせずに食べる

模範的な日本人です!」というアピールです。

果たして、解説のおばちゃんが、本当にそこの

果樹園のリンゴを食ったことがあるかどうかは

まったく疑問でしょ?


それに、こんなベラボウに高い線量の中を

走るようなコースを決めた人に、アスリートの

体のことを少しでも思いやる思考回路があると

思いますか? あるわけないです、バカだから!


「専門家が大丈夫と言ったから大丈夫!」


僕は、こういうことを平気で言っちゃうヤツを

「無能」という言葉で呼んでいるんですけど、

大丈夫だと太鼓判を押したバカな専門家は、

一体、誰なのか。皆さん、誰だと思いますか?

正解を発表しましょう。正解は・・・、


「誰かは秘密」です!


これが、今回の駅伝主催者たちの回答です。

ちなみに、秘密にする理由は、専門家の名を

発表してしまうと、「何を根拠に大丈夫だと

言っているんだ!」と言われたりなんかして、

専門家にご迷惑がかかるからだそうです。


結果、誰だか分からない専門家の人が

安全だと言ったから、駅伝をやりました!


中学生や高校生の女のコたちの健康問題が

かかっているというのに、ソース不詳のまま、

「安全だ」と言って、ゴリ押しでやっちゃう!


なので、僕がいろいろな放射能関連の話を

ここに書くたび、「誰が言ったんだ!」とか

言ってくる皆さん・・・、


「誰かは秘密」です!


駅伝に文句がないとおっしゃるんだったら、

僕に文句言うのは、今日からやめてください。

僕だけ許されないってのは、おかしいですね。


今回、駅伝を走らされた女のコたちというのは、

放射能安全キャンペーンに利用されたんです。

そうじゃなかったら、なにも原発20km圏内と

変わらない空間線量の場所を、若い女のコが

走る必要なんてなかったと思いませんか?


そして、最後に福島市にお住まいの皆さん!

皆さんは、放射能について、どこまで勉強を

重ねたでしょうか? 「危険かもしれないから

気を付けなさいよ」と言っている大学教授の

意見は、ガセネタだと思っているんでしょうか?


人に嫌われてまで「危険だ」と

言うことにメリットはありません。


危険だと煽って、本を書いて儲けているに

決まっていると言っちゃう人たちがいますが、

政府の「安全キャンペーン」に参加した方が

よっぽど儲かるに決まってるじゃないの!


今回の駅伝だって、タダじゃありませんから。

安全キャンペーンに乗っかれば、いろいろな

イベントができるんです。


しかし、今回の駅伝をプロデュースした人の

能無しっぷりは、目も当てられませんでしたね。

中学生や高校生が参加する大会なんでしょ?

復興の目玉として、わざわざ「チーム絆」という

特別なチームを作ったんでしょ?


走ってきた中学生の

目の前で、5秒待てず

繰り上げスタートって!


そこはどう考えても、タスキがつながることに

意味があるんじゃないの? 被災した岩手県、

宮城県、福島県の絆をタスキで結ぶんでしょ?


バカなの?


大学駅伝に繰り上げスタートがあるってのは

わかるんですよ。それがドラマを演出しますよ。

でも、「チーム絆」のタスキが途絶えるって!

何を「繰り上げスタート」用意しとんねん!

つまり、バカなんです。


僕は震災以降、口を酸っぱく言い続けています。

自分がバカで死ぬのは仕方ないと思います。

それは自分がバカなんだから自業自得ですね。

でも、バカに殺されることがあってはならん!


「危険だという根拠を示せ!」と言う人たちが

安全の根拠を示したことは、一度もありません。


わからないものは、危険かもしれないと考える。

危機管理の鉄則です。ましてや、原発の事故が

起こる前まで、放射能が安全だと言われたことが

一度だってありましたか?


ずっと危険だと言われ続け、安全を守るために

「原子力安全ナンチャラ」という天下り団体が

20個も必要になるくらい危険だったんですから!

なのに、事故を境目に、突然、いろんな資料を

引っ張り出して「安全」と言い始めたんですよ?


今回の駅伝は、かわいい中学生や高校生の

女のコたちが、猛烈に被曝をしながら、大人に

与えてくれた、「考える機会」だと思います。

皆さん、ぜひ改めて放射能を考えてください。

彼女たちの被曝を無駄にしてはいけません!