原発を進めるにしても、安全管理は絶対大事。

これは、いくら狂った原発推進論者の方だって、

まさか同じ事故を起こしていいと思っていないと

信じたいですが、こんなに国民が不安視している

真っ最中に、原発でボヤ騒ぎが起こるというのは、

一体、どんな安全管理をしているのでしょうか?


「交通安全週間」だから、普段から安全運転は

当たり前だけど、さらに気を付けて運転しなさいと

言われている時に、飲酒運転しているのと一緒!

これで、「絶対に事故を起こしません!」とか

言っているんですから、もはやキチ●イです。


よくも擁護ができたもんです!


どんなに原発が最新鋭でも、火事が起こっては

意味がないし、人間がバカだったら終わるんです。

どうやら福島第一原発の事故は、人間のミスが

いくつも重なったために起こったもので、原子炉の

老朽化が直接的な原因とは言えないようです。


どんなパニック映画もそうですが、結局、人間の

手でどうにもならないものを作ってはいけません。

「ジュラシックパーク」とかも、そうですよね。

原発とは、手に負えないモンスターなのです。


さて、まさか壮大なスケールで「反反論」

いただくとは思ってもいなかったので、今日は、

また一つずつ回答していこうと思いますけど・・・。


「放っとけばいいんじゃない?」という人も

いらっしゃるのですが、僕の今までの経験的に、

放っておくのが、一番ろくなことにならないので、

面倒臭かろうと、逆風を受けようと、僕の主張は

必ず書きます。


これは、コメントを書き込む人のために書いて

いるわけではなく、新しく読み始めたお客さんが

どう判断するか、そのために書いているものです。


「コイツ、悪い人なんだぜ!」という書き込みに、

何も反論しなければ、「悪い人なんだ」と思う。

それはあり得ることなので、徹底的に反論します。

冷静に見ている人が、どちらの主張を信じるか。

主張があってこそ理解していただけると思うので。

では、一つずつ回答していきましょう。



[意見①]

健康被害が出ていないのに話をするのは

予言者のようである。健康被害が出てから

話をするべきである。


要するに、病気の人や死んだ人が出てから

放射能の話をするべきだということでしょうけど、

これはもう、人の命を何だと思っているんだと

言いたくなるような、極めて無責任な発言です。


人が病気になってからでは遅い!

人が死んでからでは、もっと遅い!


この理論が正しいとすれば、かわいい女のコの

家の前で、毎日ニヤニヤして、こっちを見てくる

気持ち悪いヤツがいても、ただ見ているだけなら

犯罪ではないから、被害に遭ってから話をしろと

いうことになってしまいます。


何を言っちゃってるんでしょうか?


僕は、女のコが深刻なトラウマを抱える前に、

そいつをフライパンで殴れと言っているのです!


「女のコが襲われると決まったんですか?

ただ見ているだけで満足かもしれないのに、

あなたは予言者ですか? 宗教ですか?」


やかましいわ!


不幸は、未然に防ぐほど素晴らしいもの。

今回は、かわいい女のコが死ぬかもしれない!

そんな状況なんです。チェルノブイリの前例から

考えれば、死んでしまう可能性は否定できない。


「かわいい女のコが死んでから話をしろ!」


よくもそんなことを堂々と言えたもんです。

何をどう考えても、死んではいけないでしょう。

それで僕の人格とか否定されちゃうんだから、

僕のゲス野郎に、磨きがかかるってなものです。



[意見②]

色々な考え方や分析データーがあるので、

政府の情報発信が、そもそもいい加減とは

決め付けられない。


今まで、政府と東京電力が発表してきた数々の

データを見て、「いい加減だとは思わない」

おっしゃっているというのは、かなりスゴいです。


「半年前にどこかに埋もれてしまったデータが

今になって出てきました! これを見る限りは、

注水の量は減っていなかったっぽいですね。

ってことは、もしかして人的ミスの可能性が!

でも、半年も経ったので、誰がミスしたのかは

わかりませーん! もっと早く出てくれば(笑)。

いやぁ、残念ですわ!」


半年経った今でも、政府や東京電力はコレです。

データが半年も埋もれるというのが、全然意味が

わかりませんけど、どこかにイジメっ子がいて、

パソコンを隠したりとかしちゃうんでしょうか。

下駄箱の靴みたいに、半年ぐらい経ってから

焼却炉の裏とかで見つかったりするんでしょう。


おそらく、僕が「政府が嘘を言っている!」とか

言ってしまうから、信用できないんだと思います。


僕が勝手にデマを流している人だと思うのなら、

毎日、東京電力の記者会見に出席し続けている

木野龍逸さんの話を聞いてみるといいでしょう。

それでも政府の言うことは信用できるというなら、

きっと、本物だと思います。



[意見③]

古い火力発電と新しい原発、事故を起こしたら

どちらが危険なのかは、比べることはできない。


最初に、「古い火力と新しい原発なら、古い火力が

断然危ない」と言ったのは、僕じゃありませんから。

自分で比べておいて、比べられないと言われても!


しかし、同じ規模の爆発事故が起こったという

想定で考えれば、結果は出てくると思います。


火力では火災が起こり、原子力では放射能汚染が

起こるわけですが、火災の収束には長くても3ヶ月。

放射能の収束には、最低でも10年以上かかります。

火災による破壊は、火力発電所の周辺程度に対し、

原子力による破壊は、県全体、太平洋全体です。

規模がまったく違うことは、明確だと思われます。



[意見④]

「原子力エネルギーの研究開発は勝手に

やったらいい」というのは、反論になってない。


僕の主張は、レントゲンやニュートリノの研究まで

否定するものではありません。原発とレントゲンは

まったくの別物ですから、いくら被曝の話にうるさく

言っているからって、レントゲンに反対はしません。

もちろん、放射線治療にだって、文句はありません。


僕が言いたいのは、原発とはまったく関係のない

医療や研究開発の分野の放射能の話を出して、

原発の放射能も、世の中の役に立っているんだと

主張するのは、間違っていると言っているのです。


原発の放射能は、何の役にも立ってないんだから。

むしろ邪魔なものでしょ、たかだか湯を沸かすのに、

いちいち放射能が出るんだから、ポンコツすぎます!


要するに、太陽光や風力以上に、発展途上すぎる

エネルギーなんです。だから、研究開発は勝手に

やったらよろしい! その代わり、事故は起こすな!

それが僕の主張です。



[意見⑤]

太陽光も風力も、まだまだ未熟で不安定。

だから、原子力がなければ成り立たない。


太陽光と風力で100%の電力を供給しようとは

言っていないわけです。原子力で供給されていた

2割ちょっとの電力を賄えれば、それで十分です。


いちいち文句を言いますが、日照時間の少ない

場所を選んで太陽光発電をする人はいません。

風の弱い所で風力を使う必要だってないのです。


適材適所、北海道なら地熱やバイオマスでOK。

銚子沖に洋上風力を建てるのだっていいんです。

どこに何を置けば効率良く発電できるのかという

「臨機応変」な選択こそが、エネルギー問題を

考えていく上で重要なことではないでしょうか。



[意見⑥]

子供に対する愛情がまったく感じられない。

子供を守りたいなら、子供の笑顔が気になる。

ブログに載せていないのは、おかしい!


普通に、子供が楽しそうにしているのを見るのは

好きですよ。公園で楽しそうに遊んでいる姿とか

見たりすると、「いいなぁ!」と思ったりします。

でも、べつに写真を撮りたいとは思いません。


もし撮ったとして、それを見せられた読者の方は

どういうリアクションをしたらいいんでしょうか?

百歩譲って、僕の子供だったら分かりますけど、

他人の子供の笑顔の写真見せられて、「ほら!

かわいいでしょ?」と言われても!


「う・・・、うん・・・。」


絶対そうなるでしょ! お母さんの許可まで得て、

必死に子供の笑顔の写真を撮った見返りが、

この中途半端なリアクションですよ!


「子供大好き・ちだいの、子供のスマイル

ハッピーハッピーフォトブログ」という名前で

やっているんなら、そんな文句もありそうですが、

「福島第一原発の真実&最新情報」です。


ここからは、あんまり笑って話せることでは

ありませんので、ちょっと真面目に語りますが、

このブログで、子供の笑顔の写真を正面から

撮るというのは、今となっては、特別に悲しい

意味を持つことになってしまうという真実に、

皆さんは、気づいていらっしゃるでしょうか?


もし、僕がその企画を本気で決意した時には、

おそらく、血の涙を流しながら、心を鬼にして

撮影していることでしょう。なぜなら、その子が

笑顔でいられる時間は、他人より極端に短く、

その先の不幸を知りながら、無邪気な笑顔に

シャッターを切るなんて、心の弱い僕なんかに

できそうにないからです。まずオッサンなのに、

泣くことは間違いありません。


「10マイクロシーベルトです」なんていう

ベラボウに高い公園で遊んでいる子供たちの

笑顔なんて、僕には重すぎて、撮れるかどうか

自信がありません。いや、それでも撮りますが!

撮って伝えることが、ブログの使命ですからね。


この際、はっきり言いましょう!


そもそも、放射能の話を「人が死んでから

考えるべきだ」という人に、子供への愛情を

ダメ出しされる筋合いは、まったくありません。

その人が死んでもいい理由は何でしょうか?


原発を推進するというのは、そういうことです。

無責任でなくては、推進なんてできないから。


「また事故が起こって、故郷を追われる

人が出たら、どうするんですか?」という

問いには、絶対に答えられないわけでしょ?


いつも僕に、「都合の悪い質問には答えない

つもりですか?」と言ってくる原発推進派の

皆さんに、ぜひとも答えていただきたいです!


つい最近もボヤが起こっているぐらいですし、

今回の福島第一原発も、スリーマイル島事故も、

人のミスが大きく関わって起こっていますから、

最新式だったら良いという問題ではありません。


常に高いリスクを背負うものです。もしも原発で

二度目の事故が起こった時は、どうしてくれる

つもりなんでしょうか? 経済やエネルギーを

確保するためなら、故郷が追われる人が出て

いいということなんでしょうか?


「しかし、太陽光は未熟であり・・・」という

はぐらかしは求めていません。ボヤも起こる、

放射能漏れも起こる、人のミスも起こります。

また事故が起こったら、どうするんですか?

20km圏内の「死の町」と形容したくなるような

悲惨な町を、もう一つ増やしていいのですか?


まさか、「死の町」と言っただけで怒っている

皆さんが、もう一つ同じ町を作ってもいいとは

思っていませんよね? 答えていただきましょう!