とうとう菅首相が退陣し、泣き虫原発推進大臣、
暴力団や外国人から献金されてズブズブの男、
何でも増税すればいいと思っているジジィなど、
パッとしないオッサンたちが、次の総理の椅子を
狙っているようですが・・・。
誰が総理になってもバカを
突き進みそうで、期待感ゼロ。
ほとんどの国民は、「誰でもいいや」と思って
いることでしょう。この中に、「なってほしい」と
思える人がいない時点で、日本は詰んでいます。
日本は一体、どこに向かっているんでしょうか。
さて、今日の『チダイズム』は、被災地の支援に
全力を尽くす芸人、「大蛇が村にやってきた」の
富山さんを追いかけたドキュメンタリーの後半！
この日は、支援物資を車に積み込み、
陸前高田から南下することになりました。
まず、僕が大変なショックを受けたのは、
最も繁華街と言える場所、宮城県気仙沼市。
栄えていただけに、人口も多く、想像した以上に
被害が大きく、瓦礫の山は５ヶ月以上経った今も
一向に片付く気配が見られません。
こちらは、外観を見ただけで、何だったのかが
わかるかもしれませんが、セブンイレブンです。
建物の骨格が歪むほどの津波が襲ったことを
証明していますが、中はどうなっているのか。
商品がたくさんあったことが予想されますが、
それらは見る影もなく、無残な姿に変わり、
この建物の前には・・・。
小さなお子さんが持っていたのでしょうか。
泥だらけのアンパンマンのぬいぐるみが、
青いゴミ箱の上に置かれていました。
こちらは、味付け海苔の工場だった建物です。
辛うじて、「味付のり」という文字だけは残って
いますが、とても営業が再開できる状況では
ありませんし、そもそも経営者は無事なのか。
このあたりの地面は、真っ白になっています。
なぜ白いかと言うと、このあたりはハエなどが
大量発生しており、衛生状態が悪かったため、
消毒のために石灰が撒かれているからです。
ちなみに、石灰が撒かれていればマシですが、
被災地には、消毒が進んでいない地域が多数
存在するのが現状。
実は、今回の震災では、海底の未知なる菌が
陸に上がっているのではないかと指摘されており、
秋から冬の空気が乾燥してきた時に、ウイルスが
猛威を振るうかもしれないと専門家が警鐘を
鳴らしています。
そこで、富山さんたちは、給食室の殺菌などに
使われている、人体に無害な「オゾン」を撒いて、
被災地を殺菌しようというプロジェクトを始動させ、
現在、大槌町でデータを取りながら進めています。
もしかしたら、オゾンを撒くボランティアスタッフを
募集するかもしれないので、僕が目に見えない
放射能と戦っているように、目に見えない未知の
ウイルスと戦いたいと思った皆さん、スタンバイを
よろしくお願いします。
陸地に乗り上がって、海の戻せなくなった船。
今後、この船をシンボルにする計画もあると
言われていますが、津波の脅威を感じます。
そして、この船の横には・・・。
ここで多くの方が行方不明になっておられる。
その受け入れ難い事実を突き付けられる場所。
このあたりは、まだ海水が残っていますけど、
実はこれ、津波の水が今もあるのではなくて、
地盤沈下で海抜が０ｍを下回っているために、
下から海水が湧きあがっているのです。
つまり、このあたりに住んでいた人たちは、
もう一度同じ場所に住みたいと思ったとしても、
住むことができないという現実があるのです。
陸前高田などは瓦礫が片付けられており、
ほとんど何も残っていない状態なんですが、
このあたりは５ヶ月が経った今も瓦礫そのまま。
震災直後とほとんど変わらない臨場感でした。
変な意味ではなく、この「東日本大震災」を
自分の目で直接見て、焼き付けておきたいと
おっしゃる方は、けっこう多いと思うのですが、
気仙沼の光景は、しっかり見ておくべきでしょう。
３６０度どこを見渡しても、このような光景です。
瓦礫の撤去に、あと半年はかかりそうです。
このあたりの水は黒く濁っているのですが、
壊れた車から漏れ出た油が浮いていました。
これにも火がつかないようにしなければならず、
二次災害をちゃんと考えているのかどうか・・・。
５ヶ月以上経った今も、こんな景色に出会うと
思っていませんでしたが、ここにはまだ支援の
手が必要です。僕たちにできることを一つ一つ
やっていきましょう。
今日は、ちょっと真面目になってしまいましたが、
このエリアは、さすがに景色があまりに悲惨で、
笑いを入れられる雰囲気ではありませんでした。
でも、震災から時間が止まっている場所もある。
この事実を、皆さんにお伝えしたかったので、
たまには、こんな日があってもいいでしょうか。