どうしたことでしょう。夜中の福島第一原発と
同じくらい炎上が止まりません。
昨日は、エリート官僚にして、美女にもモテる
原子力安全保安院の西山審議官殿に「ハゲ」と
頭頂部の毛髪量の少なさをからかう差別発言を
したということで、炎上しました。
僕のお笑い基準でもギリギリアウトなんですが、
一線を飛び越え、あえて言ってしまうという
中二的アウトロー。全然通用しませんでした。
オカンが横にいたら、「シッ!」と言われること
間違いなしですが、情報を隠蔽し、嘘を発表して、
国民を被曝のリスクに巻き込んでいる人間に、
庶民の僕ができる、せめてもの報復が大きな声で
「ハゲ!」と言ってやることだったんですけど、
いろんな人を不愉快にさせてしまったようです。
西山審議官をぶん殴るなんていうのは、当然、
やってはいけないことですし、美人女性職員に
キスを迫った瞬間、後ろからヅラをはがすのも
やってはいけない。「ハゲ」と言うのもダメ。
でも、子供を白血病にして、抗がん剤によって
リアルにハゲにさせるのは、許されるんですね。
これが日本!
This is Japan!
このジャパンという国でブログを書く以上、
すれ違う人全員から「ハゲ」と言われれば
いい思っているような人でも、「ハゲ」とは
言ってはいけないのです。どんなハゲてても、
「ハゲ」と言ってはいけません。
ですから、皆さんも向かい風を受けている
僕を見た時は、「ハゲ」と言わないでください。
これは、ギリギリおでこです、ちょっと広めの。
さて、今日の『チダイズム』なんですけど、
原発事故から約3ヶ月半が経った今の心境を
徒然なるままに、書き綴ってみようと思います。
3月11日の震災以来、僕は原発の話ばかり
書いてきました。一応の解決が見られた時に、
ネタブログに戻そうと考えていますけれども、
いつになったら戻せるか、まったく目処が
立っていません。
僕がネタブログに戻す時は2パターンあり、
1つは、国や自治体が国民の被曝のリスクを
少しでも下げるために本気で取り組み始めた時。
もう1つは、福島の人が今さら逃げたところで
手遅れであり、健康被害が出るのを待つだけに
なってしまった時です。
できれば前者であってほしいと願いますが、
「クリーンエネルギーを増やす」と言っている
その裏側で、玄海原発を動かそうとしている
菅首相を見ていると、残念ながら、ほぼ99%
後者になるのではないかと悪い予感がします。
もし万が一、後者になってしまった場合には、
僕は全力でくだらないことをやろうと思います。
薬を飲んだり、手術をしたりして、少しは長生き
できるかもしれないけれど、被曝したという過去を
取り消すことはできないので、結局は、病気になり、
手術をして、また病気になることを繰り返してしまう。
もちろん、全員がそうなるわけではないし、
ある程度の確率で、運が悪い方が引いちゃった
人たちが病気になるのですが、そうなった後で、
どうしたいと思っても手遅れだから、僕はただ
その人を笑わせられるように努力するのです。
抗がん剤とかを飲んで、苦しい日々だとしても、
少しでもくだらないことに笑える時間を増やして、
人生の中で笑った割合を0.1%でもいいから
増やしたいというのが、このブログを始めた時の
最初のコンセプト。
でも、こんなに原発のことばかり書いているのは、
「今だったら助かる可能性がある」ということ。
何の心配もなく、健康に暮らす方法があるのに、
それをやらないどころか、わざと被曝させていて、
子供の給食に、わざと汚染された野菜や牛乳を
使っているのです。
いろんな人に気づいてもらわな!
この国では、「放射能」の「ホ」の字も言ったら、
すぐに気持ち悪い人扱いされてしまうようです。
ご近所の皆さんに、良かれと思って教えても、
「キモーい!」と言われるから、教える方も
そこまでして教えなくていいかと思ってしまう。
でも、「キモーい!」と言っているババァが
病気になるなら自業自得ですが、そのババァに
育てられている子供は、ただの不幸でしかない。
だから、こんなことを少しでも減らそうと努力を
しているのですが、これこそ限りなく無駄な努力。
今のところ、全然効果なく、逆風が吹いています。
あまりに強い向かい風なんで、少なくなった
僕の前髪がフッカフカ浮きまくり、エリアを絶賛
拡大中のおでこが見え隠れしまくっております。
僕は今でも、原発や放射能の話をブログに
書くのを辞めて、普通のネタブログにしたいと
何度も思うんです。でも、僕は日頃から妄想で
生きているタイプの男なので、ついついその先に
起こることを想像してしまうのです。
福島では今、毎時1マイクロシーベルトを超える
深刻な空間放射線量で、しかも、校庭や公園の
土の表面は、言うのも躊躇するような数字で、
そんな場所で、幼稚園や小学校の子供たちが
楽しそうに遊んでいるのです。
あれだけの被害者が出たチェルノブイリですら
とっくに避難区域になっているような場所で、
今も暮らしているどころか、対策も立てない。
「福島の市長も、郡山の市長も、家族は
安全な県外に逃げているという情報が
ありますけど、どうなんですか、市長?」
子供の頃に公園で遊ぶことは、もちろん楽しく、
かけがえのない時間ですが、大人になってから、
会社の同僚と酒を飲んだり、息子の運動会で
ビデオカメラを回したり、「大人の旅倶楽部」で
年老いた妻と温泉に入りに行ったりすることは、
もっと楽しい時間だと思うのです。
なのに、文部科学省が大丈夫だと言ってるから
大丈夫ということで、高い放射線の校庭で体育を
やったり、ドッヂボールで遊んだりして、給食では
地元の農家や酪農家が困らないように、わざわざ
汚染された野菜や牛乳を食べたり飲んだりして、
幸せそうに暮らしていたカワイイ女のコが突然、
17歳くらいになった時に、白血病になる。
まるで、「世界の中心で、愛をさけぶ」のように、
カワイイのに、どんどん髪の毛が抜け落ちて、
ハゲになって、変わり果てた自分の姿に毎日、
溜め息をつきながら、無菌室で涙を流す生活。
もちろん、すべての子供がそうなるわけではない。
でも、悪い方の確率を引いてしまった子供たちは、
そうなってしまうし、神様がカワイイ女のコだけ
免除してくれればいいのだけれど、性格の悪い
どこぞのブスはしぶとく生き残り、「なんでこんな
かわいい子が?」という女のコに限って病気に
なってしまったりする・・・。
農家のオッサンの銭のために、犠牲になるのは
子供なんです。酪農家のオッサンの銭のために、
病気になるのは子供なんです。
1人でも病気になってはいけないという問題を、
大人たちは「確率」を言って、低いから大丈夫と、
病気になる子供たちを無視して生きているのです。
それを問題だと思う大人もいないし、それどころか、
そういうことを問題定義することは恥ずかしいことと
思ってしまっている。
もし、僕が子供だったら
「絶望」しかしませんよ。
どうせ何をやっても変わらない、どうせ政治家に
何を言っても無駄、そう言い続けた大人の怠慢が、
どんどん子供を不幸にしていると思うのです。
結局、赤の他人が病気になろうが、死のうが、
僕にとっては関係ないと言えば関係ありません。
僕が助けようとしている、カワイイ女のコたちが
助かったところで、どこぞのイケメンと結婚して、
僕とは一度も会わずに幸せになるんでしょう。
せめてもの恩返しに、おぱーいの1揉みくらい
させてもらえるわけでもありません。
だったら、無視していいのかい?
僕は常に、この自問自答を繰り返し、ひたすら
原発事故に関連したニュースをお届けしている
わけなんですが、不毛な戦いは、まだまだ続く。
どんなに逆風が吹いて前髪が浮き上がろうと、
どんなにストレスを溜めて、ハゲ散らかそうと、
僕の髪の毛の代わりに人が助かるというなら、
僕はハゲて、ヅラを笑われた方がマシです。
それくらい気合いを入れて、人を助けたい・・・。
それが「ブロガー」としての使命だと思います。
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