今日で、東日本大震災から3ヶ月になりました。

あれから被災地は、多少の瓦礫は撤去されて、

仮設住宅も少しずつできているとは言いますが、

今を生きるのに精いっぱいという状況だそうです。


原発がこんなことになっていなかったら、きっと、

今よりスムーズに支援が進んでいたと思います。

しかし、被災地以上に深刻なものができてしまい、

しかも、その対応が人類史上最悪のものなので、

このブログも、被災地のことは、あまり触れられず、

震災は今も続いていると言わざるを得ません。


無関心な人が、少しでも被災地や原発の方に

向くように、今日もニュースをお伝えしていきます。



■ 電力比較はフェアではない。


原発の運転コストが、太陽光発電なんかよりも

圧倒的に高いことを、多くの方は知りません。


原発こそ最高のコストパフォーマンスであり、

1kWあたり4円で発電できると思っていますが、

前にも言いましたが、これは40年前に算出された

金額であり、現在は20円を上回る金額です。


だいたい、40年前と値段が変わっていないと

聞かされて、「本当に?」と思わない人たちは、

鈍感もいいところです。


金属バットで全力のフルスイングを頭に浴びても、

10秒くらい遅れてから、ジャイアント馬場みたいな

喋り方で、「な~に~する~んだ~よ~!」です。


40年前のタクシーの値段、いくらですか?


すべてをちゃんと計算したら、1kWあたり

50円くらいになっちゃうんじゃないでしょうか。

事故が起こった今では100円以上になります。

なんでかって、原子炉を建てたり、廃炉にする

お金だけでなく、天下り団体や自治体に支払う

お金だけを考えても、ベラボウな金額だからです。


しかし、これらの金額は一切カウントしてません。

ウラン燃料を燃やすということだけを切り取り、

単純な燃料代として、昔の4円を出しています。

これだと石炭や石油よりは安くなります。


ところが、その理論が通じるのであれば、

太陽光や風力発電は、燃料を使っていないので

「0円」であると言わなければおかしいのです。


なぜ、風力発電の方が高くなるのですか?


0円の風で回しているのに、お金がかかるのは

おかしいじゃないですか。どういうことかって、

風車の機材代、土地代、建設費を耐用年数と

発電量で割ったら、原発より高いというのです。


だったら、原子力発電所も、原発の建設費と

廃棄物の処理費と、乞食みたいに金をもらう

自治体に撒く金、天下り団体に払う金、政治家が

キックバックされる金を、1kWあたり20円を

上回る燃料費に加え、耐用年数である40年で

割ってくださいよ。


原子力発電所がなくなったら困るというのは、

まったく電力の話ではなく、政治的な話です。

打ち出の小槌がなくなるのが困るのです。


その小槌の恩恵にあやかっている偉い人たちは

困るでしょうが、多くの一般市民は困りません。

そして、恩恵にあやかっていた大物の議員たち、

今、何をホザいているか、ご存知でしょうか?



■ 原発地下埋設構想。


アホのワールドレコードです。

原発に恩返ししたい大物政治家たちが、

今、考えていること。それは・・・!!


「原発を地下に作る」。


地上に作って危険だと言われるんだったら、

地下に作れば、文句は言われないだろう!

これに約50人の大物議員が賛同しました。


消費税が上がり、所得税が上がり、年金を

もらえる年齢まで上がり、電気代も上がり、

借金でカツカツのこの国のどこに、地下に

原発を作るお金があるというのでしょうか。


原発の場合は、ある。


そういう無尽蔵にお金を出せる仕組みを

日本は作ってしまったのです。普通に考えて、

各家庭から5000円くらいの電気代を徴収し、

ビルから数十万、数百万という電気代を徴収し、

電気のあるところすべてから徴収しています。

どれだけの巨大な富を得られるでしょうか。


この莫大な金は、当然、東京電力ごときの

一企業だけでは持て余す。そこにたかるのが

大物政治家たちです。もうお分かりですね?


原発は危ないから、自分の自治体にあっては

困るのです。だから、政治家は言うんですよ。


「うちに原発があるのは困るなぁ(チラッ」


まるで悪代官です。東京電力は越後屋です。

「まさか、タダでとは申しません(ニヤッ」と、

潤沢な原発マネーの一部をチラ見せします。


「これだけあれば、広い道路ができますな。

クーックックッ、お願いしますよ、先生!」


そんな東京電力に、大物議員は一喝し、

ワイロなんて汚いぞと言うのかと思ったら。


「バカモン! あんな田舎に、広い道路なんぞ

もったいないわ! それより後藤田のスケベが

議員宿舎に女を連れ込んでくれたおかげで、

週刊誌から狙われとるんだ。気を利かせて、

銀座のホステスとシケ込めるマンションの

一つも用意できんのか!」


こんな調子で、次から次へと金を出してくれる

東京電力様に、政治家は数々の恩があるのです。

東京電力様は潰せないし、原発がなくなったら、

東京電力様からお金をもらう理由もなくなる!


ヤバい! 原発を守れ!


マンションの話はさておき、ざっくりとした

メカニズムは、こういうことです。大切なのは、

原発のように、危険で厄介な発電方法のものが

あってくれた方が、東京電力からお金をもらう

口実ができるということです。


風力発電も、回るたびに人が失神するガスが

出るようになれば、原発に変わる日が来るかも

しれません。政治家にとっては、原発は絶対に

なくてはならない存在なのです。だからこそ、

こんな採算を度外視したアホ構想を描くように

なってしまったのでしょう。


原発地下埋設構想。


地下に穴を掘って原発を建てるなんていう

お金があるなら、「洋上風力太陽光発電」

夢ではありません。エネルギーコストもゼロ!

現実的にはできるけど、議論にすらならない。


ここに政治・官僚・企業の闇があるのです。

原発を抜け出さないと、本当にこの国には

運命がありません。本当にさようならです。



■ 静岡県民は死ぬ。


僕は、かねてから言っています。

事故のせいで死ぬのは仕方がないとしても、

バカのせいで死んではならない。バカのせいで

あなたが健康を害する必要は、まったくない!


それを踏まえた上で、これだけはキッパリと

宣言させていただきます。静岡県民の皆さんは、

本来、原発から遠い距離にいるにもかかわらず、

神奈川の人よりは早く死ぬことになります。


知事がバカだから。


静岡県知事がホームラン級のバカであるために、

放射性物質の検査には応じないと表明したのは、

このブログを読んでいればご存知だと思いますが、

商品となって販売されているお茶から基準値を

上回るセシウムが、本当に検出されたのです。


しかも、これは国や自治体が検査したのではなく、

食品を売っている通販サイトの会社が自主的に

検査をした時に発覚し、県に申告したのです。

これに対し、県知事の対応が恐ろしい!


「茶葉を食うわけじゃないんだから、

イチャモンつけるの、やめてくれる?

数値を超えてても、安全だから!」


全国の殺し屋の皆さんは、何をボヤボヤと

しているのでしょう。どこぞのヤクザなんぞ

殺している場合じゃない! コイツでしょう!


自称・安全な放射能の中に

漬け込んでやってくれよ!


こうなったら、僕たちは行動で示すしかない。

静岡県のお茶は、絶対に買ってはいけません。

お茶なら、京都にも、海外にも、たくさんある。

わざわざ静岡県である必要はないのです。


怒りのボイコット!


本来なら、規制されるべきレベルのものが

出回っているのです。買っていいわけがない。

静岡県のものは、お茶以外のものも心配です。

なにしろ、検査すらしないと宣言したのです。


恨むなら県知事を恨んでください。


風評被害を生みだしているのは誰なのか。

静岡県民の方々は、よく考える必要があります。



■ 安全論者の心理。


僕には、まったく不思議でならないことが

ありました。それは、「安全論者」の存在です。


原子力関連の仕事をしている人がお金をもらって

安全論を唱えるのは、理由として分かるのですよ。

お金のために魂を売ってしまっているんだったら、

バカだと思いますけど、理由は明確なのです。


ところが、原発からお金をもらっているわけでも

なければ、放射能の安全性を研究している人でも

ないような「自称・経済評論家」みたいな人たちが、

キリッとした顔で、「放射能は安全」と言っちゃう。

もう意味がわかりません。


ちょいと勉強したら分かるはずなのに、

どうして「安全」という立場に立ちたがるのか。

それは単純に、「人気者になりたいから」です。


危険なものであっても、「安全だ」と言われたら

少しだけ嬉しい。こうしたら人気になれると思って、

アホみたいに破綻した安全論を語り出すのです。


ところが、結果としては人殺しのサポートであり、

やっていることは、非常に罪の重いことなのです。

「安全だ」なんていう嘘をついてはいけません。


「危険だ」と言っている人間は、人から嫌われて

しまうかもしれませんが、これから勝負デートを

するって人に鼻毛が出てたら、「行けるよ!」

励ますより、まず「鼻毛が出てるぞ!」と言って

あげることだと思うんです。


「行けるよ、大丈夫だよ!」と励ますよりも、

鼻毛を指摘されるのは恥ずかしいことでも、正直に

言ってあげる方が優しさってものじゃないですか。

僕は「ゲス上等」です。人々に嫌われたとしても、

結果として、人の命が救えればいいと思ってます。


まぁ、こうして演劇の時にも、嫌われたんですがね。

演技が下手な人は容赦なく脇役に配したんですが、

それが「優しさ」だなんて、誰も思いませんからね。


結果的に、ケンカしちゃったんで、下手クソなヤツが

張り切って何度も登場しちゃう、棒読みを楽しむ

タイプの演劇になっちゃったんですけど、これだと

本人のためにも、お客さんのためにもなりません。


しかも、僕も大人げないことに、公演当日に爆弾を

爆発させてやったので、「若者の夢を奪う悪魔」

称号をいただいたんですけどね。


あの時の反省があるので、ケンカは良くないと

思っているんですが、人が不幸にならないための

ゲスさは、この世に必要だと僕は思っております。

今は危険でも、みんなの認識一つで「安全」には

変えられるのですから!