先日、大江戸温泉に行ってきたんですが、
メタボっているわ、ハゲ散らかしているわで、
どう見てもモテない2人組の男がいたんです。
僕もメタボっているし、ハゲ散らかしているので、
モテない男が3人になっちゃった感じなんですが、
その男たちが、脱衣所で「今はチャンスだ!」と
話していたんです。
「震災の影響で、女性が不安を抱えている。
結婚相談所に登録する女性も増えている。
だから、今はチャンスなんだ!」
しかし、地震が起きてから、もうすぐ3ヶ月。
僕たちがモテるようになったかと聞かれたら、
まったくモテるようにはなっていません。
モテる奴が、今まで以上に
モテるようになっただけだ!
恋においても、ネガティブな話ばかりです。
どうも、こんにちは。ただでもモテないのに、
「放射能は危険だ!」と言ってしまうのだから、
モテないに拍車がかかっている男、ちだいです。
皆さんは、このブログに書かれている原発の
真実について、どれくらい信じているでしょうか?
僕の予想では、「100%信じている」という人は
あんまりいなくて、話を半分に聞いているという
人たちが、ほとんどなのではないかと思います。
どうして信じてもらうことができないのか。
その理由は、僕がゲスだからというのもあると
思いますが、最も多いのは「ネットだから」では
ないかと思うんです。
ネットに書かれているものは、信憑性が低い。
誰かが脅かそうと思って書いているに違いない。
それをまともに受けるのはバカだし、反原発を
オシャレだと思っているのではないか。
それは大きな間違い!
原発の問題だけは、まったく逆のことが
起こっていると言えます。それは勉強すれば
誰でも分かることで、そう言っている人たちは、
ただ勉強していないだけなのです。
原発事故が起こった当初は、僕自身に知識がなく、
安全論者と危険論者が、それぞれ言い分を持って、
さまざまな情報が出していたため、お伝えした話に
ずいぶんと批判をいただきましたが、全体的には、
間違えた情報は出していなかったと自負しています。
政府や東京電力は、今でも必死に隠していますが、
原発は地震で壊れていたし、メルトダウンしたし、
爆発したし、再臨界したし、大量の放射性物質が
東京も汚染しているし、唯一、ブログに書いたけど、
結果が出ていないのは、健康被害が出ることだけ。
残念ながら、これも当たってしまうでしょう。
僕は原発事故が起こってから、この問題を考え、
いろいろな本や新聞、雑誌、専門家の話を聞き、
ブログを書き始めた人間です。
皆さんと同じように、テレビで何度も言われた
「安全」という言葉を、耳にタコができるほど
聞きまくりましたが、本当に安全かを調べると、
まったく安全だとは言えないことが分かりました。
「なぜ東京に原発を作らないのですか?」
実は、この一言で「安全ではない」ということは
証明されているのです。本当に安全なのだったら
わざわざ福島や新潟という遠い所に作る必要は
ないわけですし、「安全」というのは地元の人を
説得するための言い訳に過ぎないのです。
そこで今日は、日頃から下品なことばっかり
言っている僕の話は信じられないという人たちに、
このブログの情報源となっている専門家たちを
紹介します。僕の言葉では信用できない人は、
この人たちの意見を参考にすると良いでしょう。
■ 武田邦彦(基礎知識)
もし、原発について、何も知らないという人は
原発の問題を非常にわかりやすく解説してくれる
武田邦彦教授のブログを読んでみるといいでしょう。
大学教授の話は、たいてい難しくて分かりにくい
ものですが、武田教授のブログは、中学生でも
分かるように書かれています。原子力安全委員を
やっていた人なので、昔は原発の推進に関わった
人物なのですが、政府や官僚の責任逃れ主義を
目の当たりにし、今はそれを批判しています。
放射能の何が危険で、何が問題なのか。
このブログを読むだけで、たいていの原発問題は
よくわかると思います。初心者にオススメできます。
■ 小出裕章(現状と対策)
福島第一原発が今、どのような状況にあるのか。
そして、東京電力は今後、どう対応するべきか。
誰よりも原発の危険を認識し、あくまで政府や
東京電力が発表しているデータから客観的に
事実を述べてくださる先生です。
この先生は、「反原発」というスタンスのため、
教授になることができないという宿命を背負って
生きてきました。それでも地位や名誉ではなく、
原発が生む不幸を少しでも防ごうとしてきた人物。
首都圏の電力のために、関係ない福島の人が
犠牲になるのは間違えていると、事故前から
言い続けてきた人です。これは差別であると。
また、誰もそんなことは起こらないと言っていた
水素爆発が起こる危険性についても、事故前に
指摘してきました。そのため、原発推進派の
教授からは、「妄想が行きすぎた変わり者」と、
相手にもされなかった先生です。
しかし、この現状を見る限り、この先生が
言っていたことはすべて正しかったという結果で、
ウランという原子力資源の乏しさ、放射性廃棄物を
捨てる場所がないという現実など、多くの問題点を
指摘しており、僕は小出先生の話を聞くたびに、
「その通りだな!」と感じています。
■ 田中三彦(原発の地震崩壊)
原発は津波ではなく、事故で壊れたということを
政府が公開したデータから解き明かし、冷却剤の
喪失やメルトダウンを指摘したサイエンスライター。
僕は田中さんが、冷却剤喪失事故を指摘した
最初の記者会見をリアルタイムで見ていたため、
『チダイズム』では、かなり早い段階で、原発が
深刻な状態にあるということを伝えてきました。
東京電力が2ヶ月も経ってメルトダウンを認め、
中がボロボロになっていることを認めたのは、
田中さんの指摘に反論ができなかったから。
しかし、地震直後に壊れたことは認めたのに、
今でも一番大切な部分のデータは非公開にし、
壊れたのは地震のせいではなく、津波のせいだと
言い張る東京電力。今も隠蔽に必死なのです。
■ 矢ヶ崎克馬(内部被曝)
日本の安全基準は、内部被曝については
一切考えていません。ヨウ素は2000ベクレル、
セシウムは500ベクレルまでが食品の基準だと
言っていますが、原発から出る排水の基準ですら
40ベクレルだというのは、以前話したとおり。
「年間1ミリシーベルトまで浴びてもOK」。
これが今では、20ミリだとか、100ミリだとかに
引き上げられているわけですが、これらの数値は
内部被曝のことは計算に含まれていないのです。
そして、日本では外の放射線量ばっかりに
注目が集まっていますが、最も気を付ける
必要があるのが、この「内部被曝」です。
日本では、内部被曝について、正確な情報を
語れる専門家が極めて少なく、知っていても
黙っているヘタレな教授ばかりなんですけど、
唯一、内部被曝の危険性について、ちゃんと
語ってくれるのが、琉球大学の矢ヶ崎先生です。
もともとは「物性物理学」の教授なのですが、
内部被曝がどうして体に大きな影響を与えるか、
「物理学」という立場から、とてもわかりやすく
解説してくれます。
物性物理学が専門なら原子物理学は
「専門外だ」と指摘をする人たちもいますが、
専門の人は何も語りません。言っていることが
間違えているわけではないのだから、くだらない
指摘で人々を惑わせることこそ、間違えてます。
ちなみに、チェルノブイリで健康被害を受けた
人たちの大部分は、外部被曝でなく、内部被曝。
ヨウ素やセシウムが出すのはベータ線だけでなく、
崩壊する時にガンマ線も出しているといった話も、
すべて教えてくれます。
■ 孫正義(エネルギー比較)
原発がなければ、電気がなくなると思っている
皆さんには、ぜひ固定概念を一度忘れてから、
ソフトバンクの孫社長の話を聞いていただきたい。
原発は、本当はまったく経済的なエネルギーでは
ありませんし、風力や太陽光だと採算が取れず、
非現実的だと考えている人は、洗脳されているか、
大昔で脳内時計が止まっている人です。
経営者という立場から、風や太陽などといった
クリーンエネルギーが、どうすれば原発よりも
効率的なエネルギーになるのか。
海外の研究データを交え、自分の概念を他人に
押し付けるのではなく、「みんなで考える」という
スタンスで、日本のエネルギー政策のあり方に
一つの指針を示してくれています。原発推進派も
耳を傾ける必要はあるのではないでしょうか。
他にもたくさんの素晴らしい専門家の方々が
いらっしゃるのですが、とりあえず、この5人の
話を聞いておいて損することはないと思います。
少なくとも、福島県民をモルモットにすれば、
世界各国から原子力研究機関を集められると
ワクワクしている山下俊一というエセ学者よりは
役に立つのではないでしょうか。