実は、このレビューを書いている間にも、

僕は都落ちするべく、引越作業をしています。


このブログがアップされる頃には、引っ越しの

準備も完了している頃だと思いますけれども、

新聞を止めたり、郵便局で住所を変更したり。

引っ越すのって、いろいろ大変ですね。


どうも、こんにちは。シティーボーイを気取った

東京の暮らしから、DQNの溢れるエヴリデイ。

いっそのこと関西に引っ越したい男、ちだいです。


さあ、今日も映画『ランウェイ☆ビート』の

レビューです。昨日は、ニックネームありきで

苗字をつけられたとしか考えられない犬田君、

通称・ワンダが、桐谷美玲女王様から、ありがたい

ご褒美を受けていたところまで紹介しましたが・・・。



桜庭ななみちゃんのお母さん(いとうまい子)は、

足を骨折して入院しているのですが、結婚して

いるにもかかわらず、イケメン医師を誘惑する

ビッチビチのお母さん。


そんなお母さんのDNAを引き継いでいる

桜庭ななみちゃんですから、きっと将来は

ビッチビチに覚醒するんだと思うわけですが、

お母さんには常に「アンタも恋をしなさい」

言われており、どうやら高校2年生にもなって、

初恋がまだというパターンだったようです。


ところが、そんなお母さんのお見舞いに訪れた

病院で、さっそく事件が起こってしまいます。


同じく入院していた車椅子の少女・キララちゃんが

自動販売機でジュースを買おうとした時、財布を

落としてしまい、小銭をばらまいてしまうんですが、

桜庭ななみちゃんが小銭を拾ってあげていると、

「うちのキララが、ごめんなさい!」って感じで、

一緒に小銭を拾う男が1名。


それが、気持ち悪いスカート野郎、

瀬戸ナンチャラが演じるビート君!


「美糸」と書いてビート。

必殺DQNネームです


ひとしきり小銭を拾い、財布を拾おうとしたところで、

お互いに手が触れ合い、「あっ!!」なんつって。

このあたりから、ビッチDNAが覚醒してしまった

桜庭ななみちゃんは、全力でビート君にホの字に

なってしまうわけなんですけれども・・・。


「もしかして、その制服、月島高校?

実は俺も、明日から月島高校なんだぜ!」


そんな会話があった翌日、桜庭ななみちゃんは、

偶然にもビート君と同じクラスになるんですが・・・。


先生:「えーっと、ビート君の席は・・・、そうだ、

塚本(桜庭ななみ)の後ろの席、空いてたな。」


スイーツ(笑)。


どこまでもベタなことが起こってしまうのが、

この手のB級青春恋愛ムービーであります。

実際にこうなるのは、かなりの天文学的確率だと

思うんですが、そんな奇跡が普通に起こります。


なのに、桜庭ななみちゃんの後ろの席に座り、

「同じクラスになるとは思わなかったね」

白々しい発言をかます、瀬戸ナンチャラ。


僕は、財布を拾おうと手が触れ合った瞬間に、

こうなることを予想していたんですけどね!

急にイチャイチャし始めた瀬戸ナンチャラと

桜庭ななみちゃんだったんですが、ここで、

桐谷美玲女王様が、頭のおかしい発言を!


「先生! いくら転校生とはいえ、制服ぐらい

用意するべきじゃないかと思うんですけど!」


実はビート君、学校にはテイラーの祖父が

新調してくれた学ランで来ていたんですけど、

桐谷美玲ちゃんにツッコまれると、クラス中が

学ランをバカにするんですが・・・。


「俺のことは、どんなにバカにしてもいいけど、

この学ランをバカにするのは許さん!(キリッ」


うっぜぇぇぇぇぇ!


転校生の分際で、おじいちゃんの特製制服に

文句を言うヤツは許さんの、ウザいテンション!

絶対に仲良くできる気がしてこないんですが、

コイツの無駄な正義感は、さらにウザいくらい

発揮されていきます。


その日は、文化祭で何をやるかを決めることに

なるんですが、せっかくカリスマモデルである

桐谷美玲ちゃんがいるんだから、去年に続いて

ファッションショーをやろうって話になり、クラスの

全員でデザインを考えることになります。


ところが、ド素人のクラスメイトたちがデザインを

描いたところで、もちろん、プロのモデルとして

活躍している桐谷美玲ちゃんが納得するはずが

ありません。全部ボツになり、女王様キャラを

発揮している桐谷美玲ちゃんは、「こんなのじゃ

ファッションショーはできないから中止!」

言い出してしまいます。


が! こんな時こそ、瀬戸ナンチャラの出番!

私生活では、スカートを穿きこなすキモ野郎の

ビート君ですが、転校生の分際で、自信満々に

「俺にもデザインを描かせてくれないかな!」

ホザき出します。


ウザいこと、この上なし。


もちろん、桐谷美玲ちゃんは、「描けるものなら

描いてみなさいよ」というテンションなのですが、

ここから瀬戸ナンチャラが大暴走を始めます。


まずは、女王様にご褒美をいただいたにも

かかわらず、その価値を理解せず、勝手に

登校拒否になった犬田君、通称ワンダを変身させ、

「クラスナンバー1のイケメンにする」と豪語!


犬田君の家に押しかけ、「俺にはワンダが

必要なんだ。一発やり返してやろうぜ!

信じるのは、ハートなんじゃない?」

臭いセリフを押し付けて、必死に説得すると、

床屋さんで髪の毛を切り、制服も改造して、

香里奈とフライデーされるようなイケメンへと

イメチェンし、翌日、桐谷美玲ちゃんに披露!


すると、僕の大好きな女子アナが、0.02ミリの

コンドロームを持って写真を撮っていた以来の

衝撃が走りました。


桐谷美玲ちゃん、イメチェン後の

田中圭に一目惚れしたのです!

おいおい! さっきまで全力でキモオタだった

ブサイク野郎が、ちょいとイメチェンしただけで

好きになっちゃうとは、どういうことなんだい!

するってぇと、何かい? 僕も素敵にイメチェン

できたら、好きになってくれるって言うのかい?


さっそく僕も、明日からイメチェンしてやろうと

思いますけどね。「本当にワンダなの?」

質問をする桐谷美玲ちゃんに、瀬戸ナンチャラ。


「そうだよ。1割は俺のチカラだけど、

残りの9割は、ワンダのポテンシャルかな。

ってな感じで、文化祭はファッションショーで

みんなのポテンシャルも引き出してあげようと

思うんだけど?」


俺様のイメチェンテクニックにかかれば、

どんなヤツも、魅力的な美男美女になれる。

そう豪語する瀬戸ナンチャラに、クラスメイトの

誰かが「アタシ、ちょっと興味あるかな!」

言うと、「アタシも興味あるかも!」「私も!」

「俺も!」「私も変身させてほしいな!」。


次々と、イメチェンしてほしいと願い出てきた

クラスメイトたち。文化祭はファッションショーで

行くことになり、最後に同意を求められた

桐谷美玲ちゃんは!


「ダサい服、着せないでよね♪」。

スイーツ(笑)。

性格の悪い女のコという設定だったんですが、

ただのツンデレ美少女に成り下がりました。


ところが、ここから物語は壮大なスケールで、

どうでもいい方向に話が進んでしまいます。

が、今日はこのぐらいにしたいと思いますので、

また明日をお楽しみに。ありがとうございました。