皆さんは、桐谷美玲ちゃんを好きですか?


フェリス女学院大学に通う現役女子大生モデル。

彼女を「そんなに言うほど、かわいくない」

おっしゃる方がいるとすれば、致命的なブス専か、

お城の風景画を描こうと思って、間違えて全裸の

オッサンのフルヌードをデッサンしてしまうほど

美的センスが狂っている人でしょう。


なので、岡本太郎の彫刻を見て、「芸術が

爆発しておる!」と素直に思えるストレートな

感性を持つ常識人の僕は、桐谷美玲ちゃんが、

ものすごく大好きなんですけれども・・・。


そんな桐谷美玲ちゃんが出ている映画が今、

お客さんが入らず、大ピンチなんだそうです。


これは非常に深刻だ!


本来なら、この映画で一気に知名度が上がり、

将来は「月9」の主演クラス、ポスト北川景子も

夢ではないというのに、まったくお客さんが入らず、

知名度も上がらないなんて、彼女の将来に関わる!

僕のフィアンセになる人なのに、放っておけない!


被災地の人たちが一生懸命生きているというのに

アンタ、映画館でヌクヌクとポップコーン食べて

映画のレポートなんかしている場合か!


そう思う方もいらっしゃるとは思うのですが、

エンターテイメント業界のダメージは大きい!

特に、震災直後に公開という最悪のタイミングに

なってしまった「青春ムービー」は、需要もなく、

収入もボロボロになっているのです。


そこで!


ガラガラの都内の映画館で、『チダイズム』的に

絶対面白いと思う『ランウェイ☆ビート』を見て、

「映画って、本当にいいもんですね!」と思って

いただき、映画館に足を運んでもらえるようにしよう。


ということで、この映画をレビューすることにしました。

さあ、ここからはネタバレ部分を含んでしまいます。


僕のフィアンセである桐谷美玲ちゃんを助けたいと

思う皆さんは、ぜひ映画を観てから読んでください。

そして、もともと『ランウェイ☆ビート』なんていう

B級のニオイがプンプンする映画を観たくはないと

おっしゃる皆さん!


ここから先は、有料です。


うっかり最後まで読んでしまった場合には、

映画を観たつもりで、アグネス・チャン以外の

募金箱に、いくらか入れていただきたいです。

では、レビューしてまいります!



映画は、桜庭ななみちゃんが桜の木の下で、

「あの頃の私たちは、毎日変わらない平凡な

高校生活を過ごしていた」と、ナレーションで

語っちゃうところからスタートします。


『BECK』の時もそうでしたが、僕が喜びそうな

恥ずかし系青春映画は、たいてい、登場人物が

「毎日変わらない平凡な日々に飽きており、

何か面白いことないかなぁ」のテンションです。

そして、この後のナレーションは、必ずこんな感じ。


「このまま平凡な毎日が、ずっと続くのだと

思っていた。あの人と出会うまでは!(キリッ」。


やかましいわ!


えぇ、『BECK』の時は、自称・天才ギタリストの

水嶋ヒロ先生が、その「あの人」でしたけれども、

今回はズバリ・・・、


D-BOYSのイケメン。


自称・天才ファッションデザイナーでいらっしゃる

瀬戸ナンチャラさんです。えぇ、男の俳優なので、

名前を覚える気にもなりません。


で、ザックリではありますが、ここで主人公の

瀬戸ナンチャラのキャラ設定を、まとめましょう。


まず、瀬戸君は田舎の仕立て屋(テイラー)の

ジジィに育てられた、洋服好きの高校2年生。


しかし、そのファッションセンスは最悪で、

男なのにスカートを穿いて、これをオシャレだと

勘違いしている、痛くて気持ち悪いヤツです。


えぇ、僕にオシャレを語る資格はないかも

しれませんけど、これだけは言わせてください。


男がスカートなんて、

気持ち悪いだろうが!


男のくせに、足元ヒラヒラさせてんじゃねぇよ!

あ? オシャレだと? それでもオシャレだと?

そうか、わかった! じゃあ、俺も穿いてやるよ!

ほーら、どうだ、ミニスカートだ! オシャレだろ?


「おい、テメエ、警察呼ぶんじゃねぇ!」


そうです。瀬戸ナンチャラは、毎日、男のくせに

スカートをヒラヒラさせているヘンタイ野郎です。

イケメンだったら何でも許されると思っているのか、

毎日のようにスカートを穿いています。


そして、この瀬戸ナンチャラは、スカートを穿く

ヘンタイにもかかわらず、交際中の彼女がいます。

ちなみに、その彼女は東京・月島の病院で入院中。

白血病だそうですが、少しでも彼女と同じ時間を

過ごすために、わざわざ田舎から上京してきて、

月島の高校に通うことにしたのだそうです。


そんな設定のおさらいがあったところで、

瀬戸ナンチャラが通うことになる月島高校には、

2年間も引きこもって、2回も留年してしまった

「犬田」というイジメられっ子の男がいました。


苗字が「犬田」の時点で、絶対に

イジメられていると思いましたが、

ニックネームは、微妙にカッコイイ

「ワンダ」でした。


そして、そのワンダをイジメていた女というのが、

雑誌「スイートティーン」のカリスマモデルにして、

超性格が悪い女子、ミキ(桐谷美玲)ちゃん。


もちろん、映画では「こんなにカワイイ顔して、

イジメちゃうなんて、性格悪いよね」みたいな

演出になっていたんですが、僕から言わせれば、

こんなものはイジメでも何でもありません。


桐谷美玲ちゃんにイジメられる。

それはむしろ、ご褒美だ!(キリッ


2年も引きこもっていたクソ豚野郎の僕を、

どうか蹴ってくださいませ、美玲女王様ァ!

これぐらいのテンションであるべきでしょうが!

なのに、美玲様にイジメられて、いや、最高の

ご褒美をいただきながら、被害者ヅラなんて!


とっとと転校しやがれ!


しかし、この映画は当然、学校にイケメンで

自称・天才ファッションデザイナーのスカート

ヒラヒラ男が現れることで、毎日が一変して、

そこから「青春」が始まってしまうストーリー。


これから、顔を覆いたくなるくらい恥ずかしい、

とんでもなく臭いセリフがバンバン飛び交う、

とてつもなく痛い物語が始まるのです!


さあ、明日からじっくりレビューしていきましょう。

ビックリするほど、スイーツ(笑)なセリフまで

登場するので、皆さん、ご注意ください!