僕の性格の悪さを浮き彫りにするような記事も、

この際だから、再放送でお届けしようと思います。


女のコのブログにコメントをしたら、すぐさま

削除されていた僕の嫌われっぷりは半端ありません。



※2007年6月22日に、「いしともブログ」で

お送りしたネタを、再編集してお送りいたします。


実は昨日、本屋さんで、ちょっと考えさせられる

出来事に遭遇してしまったんです。


ことの発端は、僕にかかってきた1本の電話でした。

どう考えても仕事の電話だったため、無視するわけにも

いかないので、僕は電話に出たんです。


もちろん、ここが本屋さんであることを考慮して、

ヒソヒソ声で話していたんですけれども、そんな僕に、

キーーーッ!ってなっちゃった人がいたんですね。


つまり、「本屋で電話をするなんて、いくらヒソヒソ声でも

絶対に許せない!」って思っちゃったんでしょうね。

若干シャクレ気味のつぶらな瞳の男の人がやってきて、

ものすっごく睨みながら、「うるせぇんだよ!」って

言ってきたんです。


えぇ、ものすっごく睨みながら・・・。


まぁ、気持ちはわからなくもありませんよ。

べつに高級感溢れるブックストアじゃありませんけど、

いくらヒソヒソ声だからといっても、話をしているのは

僕ぐらいですからね。ここはガツンと、睨みを利かせて

言ってやろうと思ったんでしょう。


とはいえです!


それって、僕が明らかに弱そうだったから言ってるに

決まってますよね。明らかに人を見ての行動なんです。

そうじゃなかったら、全力で睨んでおいて、しかも、

「うるせぇんだよ!」なんて言えるはずないですもん。


もしですよ、金のネックレスをつけて、スーツを着てて、

あげくにパンチパーマで、「親分!」って話してる人に、

同じ行動が取れますか?


取れるっていうんなら、ぜひ取っていただきたい。

それでも、あんな調子で睨んで、「うるせぇんだよ!」と

言えるんだとしたら、その後に待っているのは、

とっておきの東京湾クルーズですよ、片道の・・・。


見ず知らずの赤の他人に、あんなに睨みを利かせて、

「うるせぇんだよ!」と暴言を吐くこと自体、携帯電話で

話す以上に、マナー的な問題点があるんじゃないかと

僕は思うんですけど、それ以前に、本屋で話すことって

そんなに怒られるほどの「マナー違反」なんでしょうか?


例えば、飛行機の中で携帯電話を使っちゃいけない。

これはわかるんですよ。使えば墜落の危険がある。

死にたくないなら、携帯電話を使うなって話ですよ。


例えば、優先席付近で携帯電話を使っちゃいけない。

これもわかるんです。本当に心臓ペースメーカーに

悪影響を及ぼすのかどうかは置いといたとしても、

体調の優れない人が座っていることもあるでしょうし。


ただ、最近は喫茶店でも携帯電話禁止っていう店が

あるじゃないですか。これには納得がいきません。

だって、喫茶店って、もともとトークをしたり、

待ち合わせをするところじゃない。遅れるからって

電話をかけてくる場合だって、あるでしょ?

それに、二人で話してても、携帯で話してても

同じじゃないの? 二人揃ってないとトークをしちゃ

いけませんみたいなのは、一体、何なんでしょう?


と、この流れで、本屋なんですよ。

例えば、図書館だったら、話はわかるんですよ。

「本を読んでるんだから、集中できないでしょ!」って。

だけど、本屋で同じことを言われた日にゃ、


立ち読みに集中できないって、なんだ!


冗談じゃありませんよ。買ってから読んでください。

だいたい、たかだか2~3分のヒソヒソ話で、

どうしてこんなに怒られなきゃいけないのか。


何はともあれ、そんなことをされても、こっちもこっちで

仕事の電話なわけで、いきなりブツ切りするわけにも

いかないんですよね。ましてや、電車に乗っているんなら、

相手にも「今、ちょっと電車なもんで」って言えますけど、

「今、ちょっと本屋なもので」って言うのは不自然でしょ?


ただ、これ以上、携帯で話をしていても、また横から

いろいろと言われて面倒なので、よきところで電話を切って

本屋を出ようかなって考えたんです。実際、いいタイミングで

すぐに電話を切りましたよ。そしたら、このシャクレ、

さらに謎の行動に出たんです。


なんと、僕のことを追いかけてきて、

「話をしようじゃないか!」って言ってきたんですよ。

これって、完全にケンカを売ってるとしか考えられませんよ。

だいたい、携帯を切ったのに、これ以上、何を話すんですか。


あれですか、「どうしてオマエが俺に注意されたのか、

しっかりと解説してやる」っていうんですか?


いやいやいや。シャクレの主張したいことぐらい

いちいち解説を受けなくたってわかりますよ。

僕のことをどんだけバカだと思ってるんでしょう?


面白い解説を聞かせてくれるんだったら聞きますけど、

弱そうだからって、「うるせぇんだよ!」って言っちゃう

低脳丸出しの男に、主張したいことを噛み砕いて

説明されるなんて、時間の無駄過ぎですよ。


だいたい、どんなに無能でも、学生時代に受ける

たった一度の面接さえクリアしてしまえば、

死ぬまで会社にいられるシャクレとは違って、

僕はその100万倍はサバイバルな仕事をしているんです。


そんな人間が、それでも「本屋にいるから、偉い人からの

電話を無視しよう」と思えるぐらい、絶対に本屋さんで

携帯で話をしてはいけないって納得できちゃうぐらいの

至極まっとうな意見を、述べられるって言うんでしょうか。


たまに、コンビニの中で電話をしている人にも、

キレてる人とかいますけど、そんなに気になりますか?

だいたい、コンビニに滞在してる時間なんて、何分ですか?

パッと買って、パッと出ていっちゃうでしょ、コンビニなんて。


それなのに、そのわずかな時間の他人の携帯トークに

いちいちイライラするなんて、どんだけ器が小さいんだと。

そんでもって、そんなことぐらいでキレちまうなんて、

どんだけストレス・キャパシティーが少ないんだと。

東京で生きていくのを辞めた方がいいですよ。


コンビニに長時間いて、いちいち気になるとすれば、

それは、そいつが立ち読みしてるからでしょ?

だから、立ち読みじゃなくて、買いなさいっつーの!


言っときますけど、僕は誰かが立ち読みした

形跡のある本や雑誌は、絶対に買いませんからね。

少なくとも、立ち読みした本をすべて買わない限り、

携帯で話している一時的なものより、圧倒的にお店に

迷惑だと思いますよ。


で、さっきの「つぶらな瞳のシャクレ」の続きです。

この男、「話がしたい!」って言いながら、僕のことを

ずっと追いかけてきたんです。


ホモか!


そんなツッコミを入れたくなるほどの追っかけぶり。

きっと、自分の「正義」というものを信じて疑わず、

もしここで、僕に逆ギレされても、勝てるという自信が

あったんでしょう。本屋の中で、とにかくケンカを

売ってくること、売ってくること。


僕が買いたいのは本であって、つぶらな瞳をした

ブサイクなシャクレ男のケンカを買いに来たんじゃ

ないんですよ。ここで僕が、「うるせぇな、さっきから!」と

怒鳴ることはできますけど、ここでケンカすることの方が、

携帯ヒソヒソトークの100万倍は迷惑だと思うわけですよ。

だから、ムーディ勝山ばりに受け流していたんですよね。


きっと、世論的に、「本屋の中で携帯電話で

話をするのはタブー」みたいになっているから、

「反論されても勝てる!」みたいに、自分を正義だと

勝手に思い込んで追いかけてきちゃうんでしょうけれども、

携帯で話すことって、睨んで、「うるせぇんだよ!」って言って、

追い掛け回して、説教するほどのことですか?


すると、そのシャクレ男。

「ここが本屋だって、わかるだろ!」って言ってきたんです。

だから、「わかりますよ。だから電話を切ったでしょ。

これ以上、何が言いたいんですか?」って言ったんですよ。

そしたら、シャクレた顔しておいて、


「なんだ、その態度は!」・・・だって。


本屋だからって電話を切らなきゃいけないっていう

そのルールさえ納得していない僕が、「わかります」って

言ってあげたのに、今度は態度で怒っちゃったよ。


アゴ丸出しで。


こうなってくると、何でもアリですよね。

どうやら、ここでの正解は、「謝る」だったようです。


睨まれて、怒鳴られたあげく、電話を切った後でも

しつこく追いかけられて、それでも、僕が携帯電話で

話したことにより、ストレスを与えてしまって、

大変申し訳ないって、深々と頭を下げろってさ。


絶対にヤダね!


っつーか、なんでコイツに謝らなきゃいけないんだ。

そんなにご迷惑だったのか? 暴言を吐かれた末に、

頭まで下げなきゃいけないなんざ、もはや意味が

まったくわからない。


その上、ケンカの火種をつけよう、つけようと

しているわけですよ、シャクレたアゴをして。


さすがに僕も、ここまでしつこくされると、少しはイラッと

してくるわけで、さんざんっぱら受け流していたのに、

どうやってもやめてくれないんで、こうなったら悪役を

突き通してもいいから、このシャクレホモに何かしらの

制裁を加えてやりたい。そう思ったんです。


ってゆーか、いい加減、

しつこいんだよ! ボケが!


途中で気づいたんですよ、こいつ、きっとケンカが

したいんだろうなって。ケンカを売るだけ売って、

僕が買った瞬間に、ポリスが来たとして、

「僕はマナーの悪い人に、正しいことをしたんだ」とでも

主張して、ますます僕を悪者にしようと思っているんだと。


くっだらない本屋で携帯電話を使っちゃいけません的な

勝手に多数決で決めたような、わけのわからんルールを

自分の正義だと主張して、僕をポリスに送り届けようと

たくらんでいるのだと。


・・・ブチッ!


さっきから調子ぶっこきまくって、ケンカばっかり

売ってんじゃねぇ、このシャクレ童貞がぁぁぁ!


俺がアキバ系っぽいからって、さっきから舐めたこと

してくれやがってるけどなぁ、オマエの少なすぎる

ストレス・キャパシティーに入りきらないほどの

イライラを与えることぐらい簡単なんだ、クソヤロー!

怒りの制裁を受けるがよい!


どこを歩いても、ずっとついてくるので、

この際、エレベーター乗り場まで来て、「もう帰る」的に

エレベーターに乗ったんですよ、なるべく奥の方にね。


そしたら、計算通り、こいつ、エレベーターに乗っても

まだ付いてきて、まだグチグチ言っているんです。

だから、エレベーターが閉じる瞬間に、人の間を

スルリと抜けて、一度、開くのボタンを押して下りて、

威嚇して、追いかけてこられない状況を作ってから

エレベーターがもう一度閉じる、その瞬間に言ったんです。


あっ、もしもし・・・?

俺だけどさー、本屋の中で

うるせぇヤツにカラまれてぇ!

死ねっつんだよ、アッハッハー!


ガチャ。(※エレベーター閉まる)。


きっと、エレベーターの中で、ものすっごく

キーーーッ!って、なっちゃってんだろうなぁ。


さっきまで、さんざんっぱら追い詰めてたのに、

「死ねっつんだよ、アッハッハー!」って言われて

そのままエレベーター下がっちゃうんだもん。

夜も眠れないだろうなぁ。寝かせませんけどね!


本屋で2~3分のヒソヒソ話。本屋を出ればいいって

思うかもしれないけど、ここの本屋、ビルの6階にあって、

エレベーターを使わないと、外に出れない仕組みなのね。

だけど、そんなにネチネチ怒られるほどのことなのかなぁ。

皆さんは、どう思いますか?