今日から、両国国技館で「大相撲夏場所」が

始まりますが、実は今日、ユニークな名前の

力士が誕生するそうです。その力士の名は・・・、


鰤の里(ぶりのさと)。


ブリが獲れる漁師町出身だから、「ブリの里」。

ニックネームは、完全に「ブリちゃん」です。


なんでも、こんなふうに名付けられた理由は、

ブリというのは出世魚なので、大変縁起が良く、

力士としても、どんどん出世してもらいたいから、

こんな名前がつけられたのだとか。


実際、「鰤の里」と名付けられた力士も、これまでに

幾度となく改名していまして、木下→栃ノ波→大浪→

能登ノ波と名前が変わってきて、今回、「鰤の里」へと

進化したんだそうです。


しかし!


この「鰤の里」さん、現在、東の序二段5枚目という、

相撲番付で言うと、まだまだ下の方にいるわけです。

にもかかわらず、このたびの「ブリ」。


地域によって呼び方は変わりますが、ブリというのは、

関東で言うと、モジャコ→ワカシ→イナダ→ワラサを

経由しての「ブリ」。つまり、最終形態なんですね。


序二段5枚目で、最終形態。


名前はダサいし、実は縁起悪いだろうと思ったのは、

僕だけじゃないと思います。頑張ってくれ、ブリちゃん!

どうも、こんにちは。名前が変わっても出世しない男、

ちだいでございます。


今日、お届けするのは、『チダイズム』の恒例企画、

秋葉原の萌えな店を巡っていく「秋葉原萌えMAP」。


チダイズム~毎日誰かを笑わせるブログ~-中田ニ23


1年以上も前からお店があったにもかかわらず、

その存在に気づかぬまま、今日に至ってしまった

こちらのお店を特集します。


「IDOL BOXX」さん。


実は、この写真は入口を写しているものなんですが、

どこが入口なのか、わかるでしょうか?

えぇ、黒い看板が立っているところの・・・。


チダイズム~毎日誰かを笑わせるブログ~-中田ニ24


手前にある謎の階段!

リアルに「ドラクエの階段」みたいなところを下り、

学習塾のような扉をオープンさせたところが、

今回のターゲットとなるお店です。


チダイズム~毎日誰かを笑わせるブログ~-中田ニ25


実は、こちらのお店、ただのメイドカフェではなく、

コンセプトとしては、「地下アイドルのライブを

お酒を飲みながら楽しめるお店」。


地下アイドルのお店だから

地下にあるっていうのは、

ただの偶然です。


秋葉原にコンセプトカフェをオープンさせようと考えた時、

誰もが考えるビジネスモデルが、地下アイドル育成型の

カフェなんですが、実はこのスタイル、けっこういろいろ

オープンしては、次々と消えているのが現状です。


おそらく、似たようなコンセプトの代表的なお店は、

秋葉原の老舗「ぴなふぉあ」の系列店、「喫茶全力」。


まだ『チダイズム』で紹介したことはありませんが、

お客さんは「プロデューサー」と呼ばれ、アイドルを

目指す女のコたちに、「歌を歌って」かとリクエストを

することにより、女のコたちをどんどん鍛え上げていき、

最終的には一流アイドルになってもらいたいと願う店。

それが「喫茶全力」


時として、アイドルを売るためにはどうしたらいいのか、

それを考えるのも「放送作家」の仕事の一つであるため、

僕がそんな所に行ってアドバイスなんぞしようものなら、

紛れもなくガチになってしまい、非常に痛々しくなるため、

もし行くのなら、身分を隠し、普通のお客さんとして

楽しもうと思うのですが、「喫茶全力」の話は、

いずれお伝えするので置いといて・・・。


今回、ご紹介する「IDOL BOXX」なんですけれども、

このお店は本当に、大変素晴らしいお店であります。


普通、このようなお店は、カワイイ女のコたちを厳選して、

お客さんにファンになってもらい、足しげく通ってもらって、

収益を上げようというのが一般的ですが、このお店では、

来る者を一切拒まず、どんな女のコでもステージに

立つことができるっぽいのです。


そのため、アイドルにはなりたいけれど、いかんせん

自分の顔がロナウジーニョに似てしまっている・・・。


こんな時、他のお店の面接にでも行こうものなら、

それはそれは僕のようなゲス野郎に、「YOUなんか

アイドルになれるわけないじゃん!」と言われて撃沈し、

テンションは下がる一方だと思うんですが、こちらでは、

「ステージに上がりたいなら、上がっちゃえば?」

大変寛大な心により、どんな人でもステージに上がれる!

そして、歌いたい曲を好きなだけ熱唱できるのです。


そして、このお店の最大のウリは、何と言ってもグルメ。

僕のように、ブサイクなアキバ系の男は、おいしい夕食を

作ってくれる奥さんはおろか、彼女もいないわけですから、

毎日のように外食をしているわけなんです。


そうすると、だいたいいつも馴染みのお店に行くので、

当然、おいしいものばかり食べることになるんですね。

だって、マズいお店にわざわざ通わなくないですか?

そうすると、おいしいものを食べていることが当たり前に

なってしまうので、ありがたみが失われるんですよね。


そこで!!


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こちらのお店では、食べ物かどうかも定かではない

ファンタジー溢れる料理を出すことで、食べ慣れている

おいしいものに、「ありがたみ」と感じていただこうと、

例えば、このような料理を提供してくれます。


「森のくまさん丼」(1000円)。


冷たい水菜の上に、温かいライスを乗せることで、

水菜はシナッとするし、ライスはベチョッとする

奇跡の相乗効果。その上に乗っているゲロみたいな

色をしたヤツは、味のない鳥そぼろと、カツオブシです。


ちなみに、料理が運ばれてきた時には、「真ん中の

サトイモは、まだ凍っているから、最後に食べたら

ちょうどいいと思うよ」というアドバイスをもらいました。


大変素晴らしい!


おそらく、デジカメとノートを持参して店に来たので、

僕をミシュランの覆面調査員だと思ったんでしょうね。

「タイヤメーカーのくせに、店を勝手に評価するとは

笑わせてくれるじゃねぇか!」という皮肉たっぷりに、

わざと凍った状態で、サトイモを出したんだと思います。


ジョークが、とってもハイレベル!


チダイズム~毎日誰かを笑わせるブログ~-中田ニ25


食べ進めちゃったりなんかしたら、

完全に「残飯」にしか見えません。


皆さんにも、ぜひ、このレベルの高すぎるディナーを

味わっていただいたいんですが、どうしてもイヤだと

おっしゃるのであれば、一つの花婿修行であると

考える方法もあるかと思います。


例えば、榮倉奈々ちゃんの家に招かれた時に、

万が一の万が一、榮倉奈々ちゃんが致命的に料理が

下手だったとするじゃないですか。


彼女は彼女なりに、僕のために一生懸命作ったのに、

出てきた料理が、まさかの「森のくまさん丼」だったら、

ちゃんと食べてあげることができるのかどうか。


失敗した料理を、一生懸命

おいしそうに食べてくれる彼が

やっぱり「大好き」。by榮倉奈々。


こんなことが起こるかもしれません!

榮倉奈々ちゃんが、僕を好きになるかもしれません!

今から練習しておく必要があるかもしれないのです!


奈々ちゃん、僕は食べるよ! 奈々ちゃんが作った

料理なら、どんな料理だって、おいしく食べられる!

そう、奈々ちゃんが作った料理なら・・・。


でも、これはよく考えたら

奈々ちゃんが作ってない!


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CHANGE!


お店の経営のことだけ考えたら、このお店が長く続くとは

まったく思えません。しかし、実は御徒町のメイドバーで、

このお店の社長と飲んだことがあるんですけど、

お金持ってそうだったので、とりあえずもうちょっとは

続けられるんじゃないかと思います。


いろいろと修正すれば、これほど儲かりそうなお店は

ないと思うんですけど、とっても残念でなりませんね。