皆さんは、将来、400ml献血をできる年齢が

17歳に引き下げられることを、ご存知でしょうか?


大人に献血を求めるならともかく、17歳と言ったら

法律的にも子供ですし、万が一、僕のような大人が

チョメチョメしたら、即行逮捕されるような年齢です。


いつもは「子供、子供!」と言っているくせに、

いざ血を出してくれるかもしれないとなった時には、

急に「オマエたちももう大人だろ!」と言い出す始末。

この国の「ご都合主義」は、今に始まったことでは

ありません。


そもそも、どうして献血の年齢制限が下げられる

ことになったのか。これは、20代や30代前半の

若者世代の献血率の悪さというものにあります。


どこぞのバカ新聞は、若者の「助け合い精神」が

なくなっているからだとホザいていますが、実際は、

献血を取り仕切る「日本赤十字社」の努力不足だと

僕は思っています。


今の若者たちに「助け合い精神」が欠けているかと

言ったら、そんなことはありません。その証拠に、

「子供の心臓手術をアメリカで受けさせたい」と

世の中に訴え、「ナントカちゃんを救う会」みたいな

ものを作って、他人から募金を集めるだけ集めて、

当の本人は家を売るわけでもなく、水準以上の暮らしを

維持しているような乞食精神満載の人間たちに、

バカみたいに募金をしてやっているのは若者です。


本当に助けたいなら、自分の財産をなげうって、

自分のやれることをやり切った上で、皆さんからの

善意を受けるべきであると僕は思うんですけれども、

実際の若者たちは僕より寛大で、とにかく困っている

わけだから助けてあげればいいじゃんと、あっさりと

持っているお金を差し出したりします。


もちろん、めちゃめちゃお金を持っているのに、

1円たりとも寄付しない人もたくさんいるでしょう。

しかし、それは若者に限った話ではありませんし、

どこぞのバカ新聞が思っているほど、今の若者たちは

捨てたもんじゃありません。


むしろ、都合の悪いことは全部を若者に押しつけて、

自分たちは助け合っていたイケてる世代だと勘違い

している新聞記者の方が、よっぽどどうかと思います。


なにしろ、今の若者たちに、もし助け合いの精神が

欠けていたとしても、それは仕方のないことですよ。

こんな夢のない国に生きていれば、弱肉強食です。

世界の先進国の中で、最も経済が停滞している国で、

見知らぬ他人を助けている余裕を持っているだけで

スゴいことだと思うんです。


ジジィの新聞記者が、若者だった頃は、さぞかし

幸せな人生を過ごしたことでしょう。ただ新聞記者と

いうだけで1000万円近い給料をもらい、派手な

高級外車でキャバ店に行ってストレス解消・・・。


そこまで楽しければ、献血の一つもやってやれ!


僕たちだって、そこまで生活にゆとりがあれば、

献血の一つも痛くないですよ。財布の中には

ちっともゆとりがなく、せいぜい「ゆとり」があるのは、

学校のカリキュラムぐらいという嘆かわしさ。


無駄なダムを腐るほど作ってきた末に、若者世代が

どう頑張ったって到底返しきれないような莫大な借金を

作り上げ、弱肉強食の世の中にしたのは、他でもない、

ジジィたちの世代です。


ジジィの皆さんは、高度経済成長を成し遂げ、

日本をここまでの先進国にしたのは自分たちであると

ご自慢のようですが、実際、その後はボロボロです。


今の日本が少子高齢化になっているのは、世の中を

よく理解している賢い人たちが、結婚することに、

子供を産むことに、メリットを感じていないからです。


昔のように、気軽に海外旅行にでも出かけられれば、

こんなにも少子高齢化が進むことはなかったでしょう。

なぜなら、結婚して子供が生まれても、自分たちの

楽しみをそれほど損なわずに済むからです。


しかし、今の日本に生きる若者たちは悲惨です。

派手な車に乗るでもなく、ゴールデンウィークに

海外旅行にも行かずに「巣ごもり消費」に明け暮れ、

楽しみと言ったら、ドラクエをやることぐらい。


キャバ店に行くことも、エロい店に行くこともなく、

エロと言ったら、もっぱらレンタルしてきたエロDVD。

そんな暮らしをしていて、子供ができた時のことを

考えてしまうと、さらに自分たちの楽しみが失われ、

自分らしく生きることができないような気がします。


「家族」というものに幸せを見出す方法もあるかも

しれませんが、僕のような人生丸ごと冒険家みたいな

生き方をしている人間には、これは重大な問題です。


しかも、そこに来て、ジジィは何を言い出したかって、

近い将来、買い物する気力を完全に奪い去るほど

バカ高い消費税になってしまうのは、自分たちの

せいなのに、さらに「血をよこせ!」と・・・。


どこまで若者に、おんぶに抱っこさせる気でしょうか。

もちろん、そんなことを望んでいるわけではないけど、

乱暴な言い方をすれば、少子高齢化を食い止めるには、

若者が子供を産みまくるほかに、もう一つあるんです。


老人が根こそぎ死ねばいい。


しかし、この意見に賛同する若者はいないでしょう。

賛同するどころか、下手すればブログが炎上します。

理由は簡単。既に若者たちは、これからの高齢化社会を

受け入れていて、みんな、覚悟しているんです。


それを「ありがとう」や「ごめんなさい」の一言も

言わずに、「若者のせいで血が足りない」とおっしゃる。

介護してもらってる嫁に、文句しか言わない姑ですか?


さらに問題なのが、「日本赤十字社」の無策です。

わざわざ痛い思いをして、ジュースの1本しかもらえず、

それを「ボランティア」と呼ぶ時代は、もう終わっています。

時代は常に変わるものですから、どうすれば20代や

30代の人たちが献血しようと思うかを考えるべきです。


いつまでも全血液型がピンチの看板をサンドイッチして、

キチ●イじみた声で「献血!献血!」と叫んでいれば

いいってもんじゃないでしょう。


僕は献血ルームの前で、必死すぎる声で叫んでいる人を

見るたびに思うんですが、「オマエに輸血が必要なわけじゃ

ないんだから、そこまで必死じゃなくてもいいだろう」と、

どこか冷たい目で見てしまうんですよ。


それに、「今日はO型は大丈夫です」みたいな日が

あってもいいはずなのに、なぜか、1年中ピンチですよ。

いつもはピンチじゃないのに、その日はピンチみたいに

なっている方が、はるかに献血しようと思いませんか?


献血ルームなんて、全国各地にあるわけですから、

気付かれないように、ある場所は「A型」をピンチにして、

ある場所は「B型」をピンチにすればいいと思うんですよ。


心理学的には、「誰か助けてください」と不特定多数に

呼びかけるより、「○○の人、助けてください」というように

やや特定して呼びかけた方が、効果は高いはずですから、

「他の血液型を捨てることになってしまう」と考えるかも

しれないんですけど、例えば、時間帯で変えてみたり、

いくらでも工夫の方法はあると思うんですよね。


ただし、最近の若者の間では、「血を1000円ぐらいで

買い取ってくれれば、献血しに行く」という人が多いらしく、

某巨大掲示板に書き込みをするような、世の中の情報を

ニートの書き込みから得ている人の間では、「売血」を

支持する人が多いんですが、これには全力で反対です。


歴史をわかってなさすぎる!


実は、日本はその昔、「献血」ではなく「売血」制度でした。

しかし、なぜ「売血」じゃなくて、「献血」というシステムに

変わっていったのかと言えば、「売血」がヤバイからです。


もし、売血制度が導入されたら、その制度を積極的に

利用する人たちは、貧困層の人たちが中心になります。

なぜなら、裕福な人は、わざわざ血を売るようなことを

しなくても、普通に稼げばいいですし、こうなってくると、

「血を売る」ということが、恥ずかしくなっちゃうんです。

「血を売るほど生活に困ってないし!」っつって。


結果、どうなるかと言うと、派遣村で2万円をもらって

そのままパチンコ屋に消えるような人たちが売血する

ようになるんですが、ろくな栄養も取っていなかったり、

「肝炎」などを患っても放置しているような人たちの血が

大量に出回るようになり、危険な血が混ざってしまいます。


そのため、売血制度が導入されていた頃の日本は、

輸血を必要とするような手術を受けた場合、肝炎などの

深刻な病気を発症する確率が極めて高く、手術をしたのに、

病気と一生付き合っていく覚悟が必要だったんです。


そして、「売血」が廃止され、「献血」に変わった理由は、

アメリカの偉い人がぶっ倒れ、輸血をしたら、深刻な病気に

感染してしまい、「日本は超ヤバい国」と、世界的な悪評が

高まったことで、ようやく「ボランティアにしよう」という動きに

なったという黒歴史があるんです。


ですから、間違っても「売血制度」を復活させるような

ことがあってはならないのですが、「献血したい」という

動機付けは必要であろうと、僕は思います。


例えば、献血した人たちだけがもらえる「ラブプラス」の

オリジナルグッズを作るとか、東方神起や嵐のポスターが

もらえるとか、そういうキャンペーンがあってもよかろうと

個人的には思うんです。


つまり、工夫もしないくせに、血が足りなくなったからって

17歳の若者に「血を出せ!」と言うのは、酷すぎる!

そんな安易な発想では、何も問題を解決できません!


そのことを長妻厚労相は、わかっているんでしょうか?

こういう改革をうまいこと成功させれば、民主党だって

もう少し支持率を上げられると思うんですが、やっぱり

ここでも若者の負担を増やすだけ。


中国様には、血を売るのに・・・。


結局、こういうところも、ジジィたちが頑張らなければ、

ますます若者の負担は増えるだけになるんですよね。

だからと言って、若者の意見を聞くわけでもない罠。


外国人に参政権を与えることだけには必死なのに、

国民の健康に直結する部分には無策。大変素晴らしく

美しい国になっていると思います、ジャパン。


なんだか今日は、妙に真面目な話になりましたが、

以上をすべて、下半身の大きな注射器を出しながら

お届けしました。ありがとうございました。